天ぷらをつまみに昼から一杯! 池尻大橋『池尻蕎麦』で楽しむ立ち食いそば屋の酒

朝から昼は立ち食いそば。夜は立ち飲み店として人気。おしゃれな店が多いエリアでおやじの癒やしの場となっている。

朝から昼は立ち食いそば。夜は立ち飲み店として人気。おしゃれな店が多いエリアでおやじの癒やしの場となっている。

ふらっと入った立ち食いそばで酒が飲めると分かった時の喜びを、どう表せばいいのだろう。

池尻大橋駅を降りて国道を西へ向かうと、路地の奥に隠れるようにして立ち食いそばがあった。

舞茸しめじ天そば(680円)。大ぶりな天ぷらがこの店の名物。天ぷらだけ別皿に移して酒のつまみにする人も多い。

のれんをくぐると、狭い店内にむわっとした湯気が立ち込め、天ぷらを揚げる音や湯切りの動きが五感を刺激する。

かつ煮(590円)は生ビール(580円)との相性もぴったり。

せっかくなので、そば焼酎のソーダ割りをいただく。かつ煮と揚げ出し豆腐を待っていると、そばを頼んだ客がテレビを見ている。

そばのだしを使った揚げ出し豆腐(490円)がうまい。

「昼の混雑時以外は、できる限りゆでたて揚げたてをご提供しています」と店主。それを分かっているから、そばを待つ常連の顔つきは穏やかだ。のんびりとした空気のおかげで、昼から酒を飲んでもやましさを感じない。

店主の橋野さんはサッカー少年団の監督をしていて地元の名士として知られる。池尻への愛着は人一倍だ。

締めはもちろんそばだ。最初は上に乗った天ぷらを酒のあてにする。近くにある製麺所から仕入れる麺は食感も喉越しもいい。

カレーの頭(490円)はちょい飲みのあてに最高。

最近はちょい飲みをうたう立ち食いそば屋が増えたが、こちらの店の軸足はそばにあるから、何を食べても間違いない。上質なかつおだしの強烈な香りの中で飲む酒は、なんとうまいことだろう。

『池尻蕎麦』

『池尻蕎麦』
東京都世田谷区池尻3-2-3
電話番号:03-3421-3080
営業時間:8時~22時45分
休み:土・日曜

撮影・文/キンマサタカ

週刊実話2026年3月19日号より
※情報は取材当時のものです

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