ちゃんみな交通事故で見えた「逃げた」「呼べなかった」「SNSで反論」…芸能人の謝罪も三者三様

フジモンは復帰の場で「逃げない」自虐

一方、事故後の対応が大きな問題となったのがお笑い芸人、FUJIWARAの藤本敏史だ。

2023年10月4日、東京・渋谷区の交差点で乗用車を運転中に別の車と接触し、通報せずに立ち去ったとして、当て逃げが報じられた。吉本興業は同月11日、藤本の活動自粛を発表。本人も事故後の対応が適切ではなかったとして謝罪した。

藤本は2024年1月、道路交通法違反(赤信号看過・事故不申告)の罪で略式起訴され、罰金2万4000円の略式命令を受けたと報じられた。その後、約4カ月半の自粛を経て、2月23日に活動を再開した。

復帰後の地上波出演では、まず謝罪。そのうえで、逃走をテーマにした番組『逃走中』に絡め、「逃走中に出ても絶対逃げません。始まってすぐ自首します」といった自虐ネタを披露した。

もちろん、笑いに変えればすべてが許されるわけではない。ただ、失敗を隠すのではなく、自らネタにして笑いを取るのは芸人ならではの復帰戦略。謝罪と笑いをどう両立させるかという、難しいさじ加減が問われた。

伊藤健太郎が悔やんだ「警察を呼ぶ」一手

俳優の伊藤健太郎も、事故後の対応がキャリアを揺るがす事態となった一人だ。

2020年10月28日夜、東京・渋谷区で乗用車を運転中にバイクと接触する事故を起こし、現場を離れたとして翌29日に逮捕された。いったん現場を離れた後、数分後に戻ったとされる。その後、30日に釈放され、2021年3月に不起訴となった。

不起訴となった理由については、報道によると過失運転致傷については起訴猶予、ひき逃げについては嫌疑不十分とされた。したがって、不起訴という結果だけで、事故時の行動をめぐる問題がすべて解消されたわけではない。

事故の影響は大きく、CMやドラマなどをめぐる賠償額についても、7億5000万円や約7億9000万円といった数字が報じられた。ただし、いずれも報道された数字であり、確定した賠償額とは限らない。

伊藤は2021年5月放送のTBS系番組で、事故当時に警察を呼べなかったことを振り返り、「なんであのときできなかったんだろう」と悔やんだが、事故後の対応が、その後の仕事や世間の評価に影響することを痛感させるケースといえるだろう。

謝罪文より先に問われる「最初の一手」

SNSが普及した現在、芸能人の事故は報道直後から臆測や批判が広がりやすい。事務所の発表を待っている間に、本人の知らないところで話が膨らんでしまうこともある。

ちゃんみなが声明で臆測を否定したのは、そうした状況への対応とも受け取れる。SNSで反論するにしても、笑いに変えるにしても、まず問われるのは事故直後の対応。華やかな芸能界でも、車を止め、必要な救護や通報を行い、警察の調べに協力するという基本は変わらない。

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