15年前の火災事件が3人の運命を狂わせる…磯村勇斗×末澤誠也×綾野剛が魅せる『mentor』の衝撃【LiLiCoオススメ肉食シネマ 第338回】

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【LiLiCoオススメ肉食シネマ 第338回】『mentor』
龍之介(磯村勇斗)と拓海(末澤誠也)は、幼い頃に遊んだ花火によってアパートが全焼し、住人の埜本(綾野剛)に全身やけどを負わせ、妻子をも失わせてしまった。それから15年が経ち、事件の記憶を遠ざけようとする龍之介と過去を引きずる拓海だったが、埜本が突然姿を現す。彼らに恨みや怒りをぶつけずに、優しく接してくる埜本に違和感を覚える龍之介だったが、拓海は埜本に違う感情を抱いていた。

被害者への謝罪が生む奇妙な関係

衝撃作はここにあり! 𠮷田恵輔監督は今年、『四月の余白』と、この『mentor(メンター)』を私たちにぶつけてきました。

6月に公開した『四月の余白』のときもぶっ飛びましたし、一ノ瀬ワタルの演技はもちろん“人間”という生き物に釘付けでした。

そして今回は、磯村勇斗と末澤誠也、そして綾野剛。ポスターのビジュアルからも、とんでもなく人間臭いドラマが待ってるのが分かりますが、期待以上でした。

龍之介と拓海は幼い頃に遊んでいた所でアパートを全焼させ、住人の埜本(綾野剛)に全身やけどを負わせた上に、埜本は妻と子を亡くしてしまいます。あれから15年。事件のことを忘れようとする、大人になった龍之介(磯村勇斗)と、ずっと罪の意識を引きずっている拓海(末澤誠也)の前に突然、埜本が現れます。

埜本に対する2人の違いがとにかくリアル。拓海は必要以上に埜本に近付き、彼が発する言葉に聞き入り、だんだん性格が埜本に染まっていきます。だって優しいんです。すべてを受け入れ、やけどのせいで、通りすがりの子供に「どろどろお化けだ〜」と言われても明るく返す。拓海にとっては刺激的で、どんどんのめり込み、刺さった言葉を携帯にメモるほど完全に崇拝。

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