【競泳】アジア大会銅メダルの池江璃花子が発した「30年はない」…ロス五輪をゴールに掲げる天才スイマーの覚悟と過酷な足跡

池江璃花子
競泳・池江璃花子が、アジア大会後に発したコメントが波紋を呼んでいる。9月25日、同大会での個人の最終種目だった50mバタフライで銅メダルを獲得。その後、インタビュールームで記者団に囲まれた際、次回大会について質問されると「'30年はないんじゃないですかね」と答えたのだ。

以前、池江は2028年のロサンゼルス五輪を自身の現役生活の集大成と位置づけているとも語っていた。彼女の発言を整理すると、ロス五輪でアスリート人生に区切りをつける、2年後の引退表明ともいえる。

「早い時期から28歳での引退を決めていたようです」(JOC関係者)

'24年に出演した『NHKスペシャル』のインタビューでは、「私はここで辞める。辞めるっていうか引退するという区切りを決めてやっているし、あと4年、2028年までと思っているから。この4年間をすごく大事に全力で水泳に向き合ってたいなって」と発言した。10代から日本記録を連発し、競泳界を席巻した天才スイマーは、'19年に18歳で白血病を宣告された。高校卒業を目前にした頃だった。だが、不屈の精神で闘病生活を乗り越えて、競技復帰を果たし、'21年の東京五輪にリレーで出場した。

【関連】薬物OKの“禁断の大会”がラスベガスで開幕。世界新と2億円、その本当の正体とは

闘病を経て変わった競技観…「最後までやり切る」ことへの強い思い


「大病を乗り越えた後、彼女の競技者としての考え方が少し変わったようでした。『結果が出なくても最後まで諦めずにやり続ける』『最後までやり切るってことに意味があると思う』の発言は復帰後に出たもので、それまでは大会に出ることを楽しんでいるようでした」(スポーツ紙記者)

池江は銅メダル獲得の前日、24日の50m自由形を棄権している。体調不良と発表され、一夜で復帰したことになるが、「万全ではなかった」というのが周囲の意見だ。国際大会に出場すれば、「表彰台」の期待がかかる。彼女はその"重圧"もはね返してきたが、肉体は悲鳴を上げていたのかも。

「出場しないで後悔するよりも、と最終的に判断したようです」(同)

アジア最大のスポーツの祭典に別れを告げた競泳界のヒロイン。2年後の夢舞台での活躍を期待したい。

【関連】パリ五輪注目は「同い年の鈴木聡美選手」 水泳歴17年・ジュニア五輪出場のアイドル・塚田綾佳がトビウオジャパンに期待!