「選ぶ側」から「選ばれる側」へ…織田翔希が12球団に突きつけた三行半

大谷から14年、NPB関係者の本音

今回の決断を受け、THE ANSWERはNPB関係者の声として「止めようがない」と伝えている。思い返せば、大谷翔平がメジャー志望を掲げながら、2012年のドラフトで日本ハムの1位指名を受けてNPB入りしたのは14年前のことだ。

日本ハムで5年間プレーした後に海を渡り、世界的なスターへと成長したその歩みをNPBでの経験と結びつけて評価する声もあるが、織田は今回、高校卒業後から米国で挑戦する道を選んだ。

皮肉なのは、日本の球界がここ数年、その大谷の活躍を追い風にしてきた点である。連日のように大谷の話題が報じられ、その人気が野球熱を支えてきた。だが、将来を嘱望される高校生が、あえてNPBを経由しない道を選んだ。日本球界にとっては、若い才能に選ばれるための環境づくりが、改めて問われる出来事となったのだ。

22日のドラフトで何が起きるのか

では、1週間後のドラフトはどうなるのか。織田はすでにプロ志望届を提出しており、会見では米国の大学進学も視野に入れていることを明かした。22日の会議当日に会見へ出席するかどうかは、現時点で決まっていない。

SNSでは「1位入札かなり変わりそう」といった声も上がっており、各球団は難しい判断を迫られる。強行指名に踏み切る球団が現れるのか、それとも別の1位候補へ舵を切るのか。各球団の公式見解は出ておらず、いまは何ひとつ確定していない。

ひとつ言えることのは、「選ぶ側」だったはずのNPBが、この1週間は「選ばれるかどうか」固唾をのんで見守る立場にあったということだ。織田は会見で「必ず恩返しできるように」とも語ったが、三行半を突きつけたのは本人というより、時代のほうなのかもしれない。

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