【MLB】大谷翔平はスタメン出場も打順「6番」まで? ドジャース崖っぷち…米データが暴く深刻不振の正体

不振の大谷だが、復調しチームの連敗を救うことはできるのか
ナ・リーグ優勝決定シリーズ(NLCS)でミルウォーキー・ブルワーズに連敗を喫し、0勝2敗と後がなくなったロサンゼルス・ドジャース。10月14日(日本時間15日)に行われる勝負の第3戦は、まさにシリーズの行方を左右する運命の一戦となる。

この大一番を前に、デーブ・ロバーツ監督は大谷翔平のスタメン起用を明言した。しかし、4度のMVPを誇るスーパースターはポストシーズン6試合で打率.150、本塁打・打点ともにゼロと深刻な低迷が続いている。米メディア『MLB.com』が公開したスタットキャストのデータからは、単なるスランプでは片付けられない「スイングの致命的な異変」が浮き彫りとなっている。

本人は会見でチームの勝利を最優先に掲げ、指揮官も全幅の信頼を強調して起用を続ける構えだ。しかし、きれいな言葉や実績への信仰だけで、10月の過酷な短期決戦を勝ち抜けるほどメジャーの世界は甘くない。

■ 「バットは速いのに打てない」米データが示す異変

大谷のポストシーズン成績は、20打数3安打の打率.150。出塁率.261、長打率.150、OPS.411と見る影もない。長打はまだ出ておらず、7個の三振を喫している。

何より深刻なのが、メジャー屈指を誇っていた「速球対応」の激変だ。

『MLB.com』の分析によると、95マイル(約153キロ)以上の球に対する大谷の成績は、8月18日までは打率.280、長打率.441を記録していた。ところが、翌19日以降(ポストシーズン含む)は打率.036、長打率.071まで激減。安打はわずか1本しか出ていない。

興味深いのは、バットスピードそのものが落ちているわけではない点だ。同サイトのデータによれば、10月のバットスピード自体は今季でも速い水準を維持しているという。

問題は力強さではなく、決定的な「タイミングのズレ」にある。

大谷のアタックアングル(バットの入射角)は8度と、計測可能な過去24カ月の中で最低水準。ボールを捉える位置(インターセプトポイント)も普段より約5インチ捕手寄りに深くなり、速球に対するスイングの遅れ率も過去最悪の37%に達している。

要するに、バットスピードが落ちたわけではないのに、ボールを捉えるタイミングが合っていないのだ。『MLB.com』の分析が示すのは、スイングの始動やミートポイントがずれ、体に近い位置で差し込まれる状態が深刻化しているという現実である。

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