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不調の佐藤輝明を“4番に昇格”すべき理由… 阪神タイガース優勝への「テコ入れプラン」

甲子園球場
甲子園球場(C)週刊実話Web

オリックスが7年ぶりの単独首位に立ったのは、6月21日。その後も東北楽天との僅差の争いが続いているが、関西では「(1964年の)御堂筋シリーズを再現してもらうには、阪神に頑張ってもらわないと」と、オリックスより矢野阪神を心配する声の方が多く聞かれている。

「オリックスには山本由伸という絶対的なエースがいますので」(在阪記者)

ここまでセ・リーグを牽引してきたのは、阪神だ。しかし、交流戦明けからやや失速し、宿敵巨人にも肉薄されつつある。

「丸佳浩、梶谷隆幸らが復帰しました。フル回転で戦ってきた阪神に対し、巨人は反撃の態勢が整い、これからという雰囲気」(同)

トラ失速の原因は、ドラフト1位ルーキー、佐藤輝明選手の不調だ。6月27日のDeNA戦で16打席ぶりにヒットを放ったが、その間、バットを叩きつけて悔しがったり内角球を強引にフルスイングして自打球がヒザを直撃するなど〝らしくない〟場面も見られた。

矢野燿大監督は「試練」と言うが、テコ入れのプランは出来上がっていた。中盤戦以降のキーマンも、やはり佐藤だった。

大阪の球団が東京を打ちのめすか…

「トレード期限が8月末まで延長されました。ソフトバンクの動向がアヤしいんです。内野手が不足しており、それに応じられるのは阪神だけ。新人・中野拓夢の活躍でハジキ出された野手と中継ぎ投手の交換がウワサされています。また、ロハス・ジュニアがファームで快音を響かせています。佐藤、大山悠輔の今後によっては昇格が早まるかもしれません」(球界関係者)

佐藤に対する相手投手の攻め方が厳しくなった理由は、走者を置いた場面で打席がまわってくるからだ。今後は現在の5番ではなく4番に昇格させ、そのあとには得点圏打率の高い梅野隆太郎を上げるという。

「フルスイングする佐藤は、三振しても対戦投手に恐怖が残るんです。『佐藤4番』の方がいい」(同)

それだけではない。左脇腹の故障で戦線を外れていた高橋遥人投手が、投球練習を再開させていた。「実戦レベルまで回復しつつあります。6月上旬からブルペン入りしており、7月下旬、遅くても8月には一軍ローテに帰ってきそうです」(前出・在阪記者)

4番佐藤、エース高橋の布陣で、「御堂筋の五輪ドラマ」が再び…。大阪の球団が東京を打ちのめすか。

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