【2026年MLB】「大谷の優勝見飽きた」“悪の帝国”ドジャースを尻目に…全米ファンは「村上宗隆」に大注目!

米野球ファンはドジャース3連覇より優勝して欲しい球団が・・・

◆「大谷の優勝見飽きた」――ネット上で飛び交う刺激的な言葉の背景

大谷翔平を擁するロサンゼルス・ドジャースが、史上3チーム目となるワールドシリーズ3連覇を目指す2026年のポストシーズン(PS)。日本のメディアを開けば「王者ドジャースの圧勝」「大谷の金字塔」を予言する景気の良い言葉が連日踊っている。

一方で、X(旧Twitter)などのSNSや現地ファンの掲示板、米スポーツメディアのコメント欄などを覗くと、「またドジャースか」「大谷の優勝は見飽きた」といった刺激的なフレーズが少なからず目につくのも事実だ。

実際、大谷のPSにおける不振は米国でも具体的に分析されている。地区シリーズ第2戦終了時点で8打数2安打、単打のみで長打ゼロ。MLB公式によれば、ボール球への追いかけ率(O-Swing%)がレギュラーシーズンの30%から42.9%まで急上昇しており、初球スイング率も62.5%に上がっていることが紹介された。早打ちやボール球の見極めに苦しむ姿に対し、ロバーツ監督も打順をさらに下げる可能性について否定していない。

大型契約を相次いで結び、圧倒的なスター軍団を構築したドジャースにとって、勝つことはもはや「当たり前の義務」でしかない。勝てば「巨大戦力の妥当な結果」と冷ややかに受け止められ、負ければ厳しいバッシングを浴びる。

本当にアメリカのファンは大谷に嫌気しているのか。現地での報道やファンの反応を検証していくと、そこにあるのは大谷個人への嫌悪ではない。あまりにも強すぎる王者が勝ち続ける「結果の分かっているシナリオ」に対し、野球ファンならではの慣れと物足りなさが生じているのがその本質だ。

◆ドジャースより103勝ブルワーズ? ナ・リーグで存在感を増すもう一つの王者

そうした「ドジャース一強」の既定路線に一石を投じる存在として、今季のナ・リーグで現地メディアの熱い視線を集めたのがミルウォーキー・ブルワーズだった。

今季のブルワーズは、ドジャースの93勝を大きく上回る「103勝」を叩き出し、メジャー全体1位(第1シード)としてPSに君臨。地区シリーズでもパドレス相手に2連勝と破竹の勢いを見せている。

現地でブルワーズが評価される理由は、その「対極の勝ち方」にある。ドジャースが他球団のスターを集めて戦うチームなら、ブルワーズは巨額の資金に頼らず、徹底したデータ分析と自前での育成(若手エースのミジオロウスキーら)で「正しく勝つモデル」を構築したチームだ。

「巨大戦力で勝つドジャース」対「知恵と育成で勝つブルワーズ」。今年のナ・リーグはドジャースだけを見なくても十分に面白い――現地メディアがそう分析し始めた矢先、事態はさらに予想だにしない方向へと跳ね上がる。

ブルワーズが「ドジャースとは違う正解の勝ち方」を見せているとすれば、ア・リーグには「そもそも勝つとは予想されていなかったチーム」が現れた。シカゴ・ホワイトソックスである。

2024年にMLBワースト記録となる121敗を叩き出し、昨季まで「3年連続100敗以上」という絶望的な暗黒期を過ごしていた弱小球団。複数年連続で100敗以上を喫した後にPS進出を決めたのはMLB史上初の快挙であり、今季開幕前のPS進出確率は「1%未満」と切って捨てられていた。

それがどうだ。第6シードのワイルドカード枠で滑り込むと、名門アストロズを2連勝で一蹴。続く地区シリーズでも第2シードのガーディアンズを敵地で連破し、なんとPS無傷の4連勝(4勝0敗)でリーグ決勝進出に王手をかけたのだ。

「ドジャースの3連覇」という既定路線を揺るがすどころか、MLBの歴史そのものをひっくり返すような超展開。現地のファンの関心は一気にこの「規格外の暗黒球団」へと奪われていった。

◆「運命に導かれたチーム」――米国中継陣も驚くホワイトソックスの4連勝

この歴史的快撃に狂喜乱舞しているのは、シカゴの地元ファンだけではない。PSの全米中継映像を通じて、各地の野球ファンや現地メディアまでもがホワイトソックスの熱狂に巻き込まれている。

米国の中継で解説を務めるロン・ダーリング氏は、彼らの戦いぶりを「運命に導かれたチームだ」「信じられない快進撃だ」と感嘆の声を漏らし、実況のアレックス・ファウスト氏も「4勝でいまだ土つかず」と驚愕をもって伝えた。

現地の百戦錬磨の解説者たちが、上位シードを次々と食い破る姿に本気で驚き、「運命」とまで評しているのだ。

「勝って当然」の王者が重圧に喘ぐ横で、勝つとは予想されていなかったチームが驚きとともに勝ち進む。これこそが今、アメリカのMLB中継で最も熱く語られているストーリーの正体である。


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