「たった1行の投稿」で芸能界から花道へ フワちゃんが選んだ女子プロレスでの再出発

24時間で広がった衝撃の拡散

夕刊紙記者が、こう分析する。

「従来の芸能界のスキャンダルは第三者のリークが主流でしたが、この事件は本人がリアルタイムで発信してしまったという点で、SNS時代の新局面に位置づけられます。Googleの検索エンジンやDiscoverでも、事件発生から24時間以内にトレンドのトップを独走。人間の二面性の課題を浮き彫りにした事例として、数年が経過した現在でも、SNSのリスクマネジメントを語る上で欠かせないキーワードとなっています」

CM・番組、相次ぐ出演見合わせ

事態を決定づけたのは、スポンサー企業や各メディアの極めて迅速な対応であった。起用されていたスマートフォンブランドのCM動画は即座に非公開となり、看板ラジオ番組は即時終了。出演していたバラエティー番組からも出演シーンがカットされるなど、事件からわずか1週間足らずで、メディアからの出演見合わせが発表された。

スポーツ紙の芸能担当記者はこう語る。

「彼女の魅力は『無礼だけど愛される』という絶妙なバランスにあった。しかし、あの1行は、そのバランスを完全に崩してしまった。SNSから誕生し、SNSによって時代の寵児となったスターが、SNSの操作一つで活動自粛に追い込まれる――。メディアの最前線にいた我々も、デジタル社会のスピード感と冷徹さに深い衝撃を受けました」

活動休止、そして海外生活へ

その後、フワちゃんは自身のXで責任を取り、当面の活動休止を発表。約1年3か月にわたり、目立った芸能活動を控える時期が続いた。

大きな試練の最中にあったフワちゃんだが、彼女の持つ「卓越した動画編集スキル」や「語学力」、そしてかつて女子プロレスのリングで見せた、周囲の予想を遥かに超えるストイックな精神力と身体能力といった本質的な才能が消えたわけではなかった。

「2022年にプロレスデビューを果たした際、単なるタレントの企画枠にとどまらず、過酷な練習に耐え抜いて本格的なレスラーとしてリングに立った姿は、多くのプロレスファンからもリスペクトを集めました。あの時に見せた『やると決めたらトコトンやり抜く』という驚異のバイタリティーは、彼女の大きな強みでもあります」(前出・芸能担当記者)