高嶋政伸と美元の泥沼離婚裁判…「月109万円」の主張と流出した夫婦げんかの音声

「夫婦げんか音声」流出で割れた世間の見方

裁判と並んで世間を騒がせたのが、夫婦げんかを録音した音声だった。美元側が裁判の証拠として提出したものと同じとみられる音声が、2012年3月に動画サイトへ流出。美元側はDVの証拠として提出したとされ、酒に酔った高嶋が暴言や暴力に及ぶ様子が収められていたと報じられた。

これによって高嶋の「さわやかな好青年」というイメージは揺らぎ、美元は週刊誌の取材に、カウンセラーの助言で録音を始めたと説明したとされる。流出の経緯は定かではない。

一方で、美元に対する風当たりも強かった。生活費の内訳に高額な美容代が含まれていたとリークされたこともあり、マスコミなどから激しく批判されたと指摘されている。音声は高嶋に不利な内容とされながら、世間の見方は割れていたと言える。

「破綻」認定…控訴期限当日に訴え取り下げ

2012年11月9日、東京家裁は「婚姻を継続し難い重大な事情がある」として、婚姻関係は修復不可能で破綻していると判断し、離婚を認める判決を言い渡した。一方で、破綻の責任の多くが高嶋側にあるとは言えないとも示している。裁判費用は美元の負担とされた。

美元側の控訴が当然予想されていたが、控訴期限当日の11月26日に高嶋側が訴えを取り下げ、美元側が承諾。訴訟は取り下げによって終了し、双方の合意による離婚が成立した。高嶋は弁護士を通じたFAXで離婚の成立を報告し、世間を騒がせたことを謝罪した。提訴から実に1年9カ月後のことだった。

高嶋は2015年に再婚。美元もその後再婚し、シンガポールを拠点に活動している。離婚から約10年後の2022年2月には、自身のブログで「浪費妻」という見方を否定し、当時の報道は事実と異なると訴えた。

法廷で語られた主張は、最後まで双方食い違ったままだったが、確かなのは東京家裁が二人の婚姻関係は破綻していると判断したことと。そして結婚から別居まで約2年足らずで、世間を巻き込む泥沼の法廷劇に発展したという事実である。

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(第2回へ続く)