【大相撲秋場所】金星配給の鬼門を越えて…1人横綱・大の里が試練の土俵で見せる粘りと意地

日本相撲協会公式サイトより

大相撲秋場所が9月13日から東京・両国国技館で始まっている。今場所も単独で横綱を張る大の里(26)の動向から、目が離せない展開が続いている。

西横綱の豊昇龍(27)は右膝の内側側副靱帯を痛めて7月末に修復手術を受け、名古屋場所に続き秋場所も初日から休場。横綱昇進後実に5度目の休場となり、大の里はまたも1人で綱の重責を背負う場所となった。

大の里自身も満身創痍が続く。去年の九州場所で左肩を痛めて以降、今年3月の春場所では左肩関節脱臼の診断書を提出して途中休場。自己ワーストの黒星スタートを喫する深刻な不振に陥り、その後2場所連続の休場を経て復帰した7月の名古屋場所も9勝6敗にとどまった。

鬼門の4日目に波乱…高安に不覚を取り14個目の金星配給


迎えた秋場所では、初日から3連勝と好スタートを切ったのも束の間、鬼門とされる4日目に元大関・高安に不覚を取った。悪癖の引く相撲から最後は土俵下へ大ジャンプする形での完敗で、横綱になって8場所目にして通算14個目の金星を配給。大関昇進以降、4日目の成績は休場と不戦敗を除いて2勝8敗というジンクスをまたも露呈する結果となった。

そのためか、支度部屋では大の里も「ああいう形になってしまった。また気持ちをつくって、前に出る意識でやっていく」と言葉少なに修正を誓った。

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苦手克服とリベンジで1敗をキープ…試される一人横綱の真価

しかし、そこから大の里は踏みとどまる。翌5日目は苦手としてきた義ノ富士を攻略して連敗を回避すると、続く6日目も先場所苦杯をなめた豪ノ山にリベンジを果たし、大関・琴桜と並ぶ1敗をキープ。綱を1人で背負う重圧、そして完治し切らない左肩という不安要素を抱えながらも、粘り強く優勝争いの軸に踏みとどまっている。

1年ぶりの賜杯奪還はなるか。土俵の行方は、まだ誰にも読めない。

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