横浜流星は「世界一」の空手少年だった! 俳優人生を決断した"思わぬ理由"【芸能人“運命の分岐点”】

「今しかできない」空手と俳優の二択

ところが、高校生になると人生が少しずつ動き始める。高校時代、横浜は空手と俳優のどちらを選ぶのか、進路について悩むことになる。

世界大会で優勝するほど打ち込んだ空手。一方で、芝居の仕事にも面白さを感じ始めていた。2013年、中学3年生で出演したドラマ『リアル鬼ごっこ THE ORIGIN』(首都圏ローカル3局)をきっかけに、芝居への興味が強くなっていったという。

「自分とは全く違う人物を演じられる」ことに面白さを感じ、舞台や『烈車戦隊トッキュウジャー』(テレビ朝日系)へと仕事が広がっていった。

そして高校入学後、『トッキュウジャー』への出演を機に俳優として生きていく決断をする。「芸能界の仕事は今しかできない」という思いが勝り、大学進学ではなく俳優業への専念を選んだのだ。

世界一になった空手少年は、そこで人生の大きな分岐点を迎えたのである。

空手は俳優・横浜流星の武器になった

ちなみに、空手を離れたからといって、その経験が封印されたわけではない。むしろ、俳優としての横浜流星を支える大きな武器になっていった。

アクションシーンでは、その身体能力が存分に生かされてきた。本人も、運動は現在も続けており、アクションや集中力が必要な場面で「空手をやっていてよかった」と実感すると語っている。

さらに2023年公開の映画『春に散る』では、役作りのためにプロボクシングのC級ライセンスを取得。プロテストに合格したことが大きな話題となった。

このストイックな姿勢は、世界一まで上り詰めた空手少年の頃から変わらない資質といえるのではないだろうか。

畳の上ではなく、リングを目指していた未来も?

空手を続けていたとしても、その後どこまで競技人生を伸ばせたのかは誰にも分からない。ただ、世界大会で頂点に立った実績があり、本人自身も後年、芸能界にいなければ格闘技の世界を目指していたと語っている。

ゆえに、武道家、あるいは格闘家として世界大会の舞台に立ち続ける横浜流星の姿があった可能性も否定できないのだ。

横浜流星の演技――それは空手で身につけた精神力と身体能力を総動員した“真剣勝負”の賜物なのである。

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