キムチ204万円にウイスキー466本…“ダサイタマ県議”呆れた背任の全貌

小谷野五雄県議(埼玉県議会HPより)

カツアゲ・海外視察の福岡県議会議長にパワハラ横浜市長と、辞職が相次いでいるが、問題のある政治家は全国にはまだまだひしめいている。8月27日、埼玉県警から背任容疑でさいたま地検に書類送検された現在8期目の小谷野五雄県議(70=無所属)もその一人だ。

「小谷野氏は埼玉のドンとして知られ、県議会議長はもちろん、国政にも影響力を持つ自民党の埼玉県連幹事長を務めていました。その幹事長時代に、県連の政治資金を私的流用していたのです」(地元関係者)

幹事長時代に2795万円流用

小谷野議員が県連幹事長に就任したのは2019年のこと。その後、県連の内部調査によって発覚したのが’25年で、就任から2025年7月までの約5年半に、小谷野氏に関連する支出は1398件にのぼり、県連はそのうち1357件・総額約2795万円分(正確には2794万8493円)を不正利用と認定した。県連会長の柴山昌彦衆院議員は会見で「常軌を逸した異常な請求だ」と述べたという。

県連は’25年11月に小谷野氏を除名処分とし、さいたま地裁に民事、埼玉県警に刑事で告訴していた。

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領収書に並ぶ“怪しい買い物”

小谷野議員が幹事長経費として提出していた領収書には、およそ政治活動とは無縁の品々が並んでいたとされる。明細が切り取られていたものも多数あり、女性用バッグ6点をはじめ、ペットフードや幼児向けの「お魚釣りゲーム」、チャイルドシート、約204万円分のキムチや一度に90本もの食パン、埼玉産の人気ウイスキー「イチローズモルト」466本まで含まれていたという。

「議員辞職はもちろん、真摯な説明すらないまま居座り続ける姿勢に、県民の不満は高まる一方です」(政治部記者)

書類送検も320万円止まり

もっとも、今回の書類送検で立件対象となったのは、告訴状によれば’22年1月から’25年7月までの77回・約320万円分にとどまり、県連が認定した約2795万円のごく一部にすぎない。小谷野氏は疑惑を一貫して否定し、日用品が紛れ込んだだけで私的流用ではないとの主張を崩していないとされる。県議の座にとどまり続けているのも、来春に控える統一地方選挙まで任期を全うしたいためではないかとの見方も出ている。

その居座りぶりは、もはや“ダサイタマ”と言わざるを得ない。

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