
MLBロサンゼルス・エンゼルスの大谷翔平が、来る7月13日(日本時間14日)のオールスターゲーム前日に行われるホームランダービーに選出された。
これはオールスター本番より時として視聴率を上げるとされ、仮に大谷が優勝となれば、菅義偉首相は自身の支持率アップのためにも「国民栄誉賞」の授与に前ノメリとなりそうだ。
「MLBの中でも最強のスラッガーが登場し、ホームランを競うものです。かつて日本ではイチローが選出されたものの、辞退。松井秀喜は、残念ながら候補に挙がったこともありません。それほど価値のあるイベントです」(スポーツ紙記者)
ルールは簡単だ。ファン投票で選ばれた8人の強打者が、素直なボールを投げるピッチャーに対して強振し、スタンド入りを狙うもの。あくまでスタンドインしなければホームランとは数えられない。
「4分間、自分の指名した打ちやすいピッチャーに投げてもらうのですが、そう簡単にスタンドに入るわけでもない。力みもあるだろうし、選ばれたプレッシャーもある。打球がスタンドに入るときの豪快さは、まさに『これがメジャーだ!』と思うはず」(同・記者)
8人はVSトーナメント方式で勝ち上がり、最後は1対1で勝った者1人だけが優勝となる。8人全員の勝負は正味1時間程度。それでも優勝賞金は100万ドル(約1億1000万円)と超破格だ。
特に何の実績もなくもらった松井秀喜
今年のオールスターは、コロラド州デンバーにあるクアーズフィールドで行われる。標高1600メートルという高地にあり、空気が薄く乾燥しているためボールが飛ぶことで知られる。
「今、MLBは異常な大谷フィーバー。なぜ、強振をしない大谷の打球は飛ぶのか、なぜ160キロを投げて、ピッチャー専念ではないのか。どうして盗塁までするのか。向こうの記者は皆、大谷の大活躍を理解できずに〝incredible(信じられない)、OHTANIサ~ン〟なんです。かつて松井秀喜は、特に何の実績もなく国民栄誉賞をもらいました。今年、大谷が松井の作ったメジャーでの日本人最多本塁打31本を抜くのは確実。手厳しい評論でおなじみの張本勲氏でさえ、50本近くいくと見ています。大谷は6月30日現在、本塁打28本。ピッチャーでも3勝を挙げています。これだけでも十分に国民栄誉賞の価値があると思います」(MLBライター)
今年は衆議院議員の任期満了に伴い総選挙が行われるが、日程は東京五輪・パラリンピックが終わり、臨時国会を召集して補正予算を通した後の10月10日投開票というスケジュールが有力視されている。菅首相が〝授与するタイミング〟が大いに気になるところだ。
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