首位快走の裏で蠢く暗雲…阪神・伊原陵人の不祥事離脱と藤川監督が断行する「オフの大粛清」

西勇輝インスタグラムより

8月の最大の山場とされていたのが、28日からの巨人との甲子園3連戦だった。首位・阪神が3タテを果たし、30日には先発の才木浩人が6回無失点の好投で8勝目を挙げ、チームに待望のマジック「21」が点灯。リーグ優勝、そして「連覇と日本一奪取」に向けたカウントダウンが始まった。

しかし、9月に入ってからはヤクルトやDeNAを相手に一進一退の攻防が続き、雨天中止により他球団の結果でマジックが減る場面はあったものの、チーム自体のスパートはやや足踏み状態が続いている。それでも阪神の目指すところは、単なる勝利だけではない。常勝チームへのバージョンアップだ。

「コンディション不良で登録を抹消されていた才木浩人が復帰しました。リリーフ陣は登板過多の状態にあり、その厳しい時期にライバルの巨人を引き離せたのは大きい」(在阪記者)

トラは確実に強くなっている。そんな勢いづくチームに水を差したのが、"女性トラブル"だ。2024年のドラフト1位・伊原陵人が今年1月、酒席で20代女性を羽交い絞め、髪を引っ張るなどの行為をしたという。

「藤川球児監督になって、初めて臨んだドラフト会議の1位指名投手ですよ。球団も驚いたはず」(同)

ドラ1・伊原の暴行醜聞…過密日程と先発崩壊のドミノ倒し

球団は「見過ごすことができない事案」とし、伊原は一軍登録から外された。過去の泥酔暴行といえば、巨人時代の山口俊の例がある。’17年7月に自らの誕生日祝いで痛飲して右手を負傷。治療に訪れた病院で警備員と口論となった末に、腰椎打撲など全治2週間のケガを負わせた。被害者とは示談が成立し、被害届も取り下げられたが、巨人は1億円以上の減俸・罰金、残りシーズンの出場停止処分を科した。伊原も厳罰は免れないだろう。

伊原離脱の穴を埋めるべく一軍に起用されたのがプロ18年目のベテラン・西勇輝(35)だったが、9月2日のヤクルト戦で5回3失点を喫し、敗戦投手となってしまった。

【関連】藤川阪神に暗雲!? マジック18点灯の陰に潜む野村克則コーチとの「冷戦」とナインの不信感

「働かないベテラン」に冷や飯…西勇輝&梅野隆太郎に迫る格差と血の入れ替え

西は今季で4年契約が満了となる。推定年俸は3億円だ。「まだやれる」の声は多いが、オフの契約更改では厳しい話を聞かされることになるかもしれない。

梅野隆太郎(35)も一軍に再昇格を果たしたものの、いまだ厳しい立場に置かれている。

梅野もここ数年は出場機会が減っている。正捕手争いという点でも、坂本誠志郎に大きく水を開けられ、球団は梅野よりも年上の伏見寅威をトレード補強した。こうした経緯も考慮すると、梅野も首元に冷たいものを感じているはずだ。

「藤川球児監督は働かないベテラン、勘違いをしている選手が嫌いなんです。オフの大粛清がささやかれています」(前出・在阪記者)

今オフに祝勝ムードはなく、激震となりそうだ。

【関連】本拠地"鬼門"? 阪神マジック18でも油断大敵"甲子園で苦戦する虎"に漂う不吉なデータ