藤川阪神に暗雲!? マジック18点灯の陰に潜む野村克則コーチとの「冷戦」とナインの不信感

藤川球児_引退セレモニー


ペナントレースも残り22試合を切り、阪神と巨人が優勝争いを繰り広げている。2連覇を目指す阪神の藤川球児監督(46)が正念場を迎えている最中、チーム内では同監督に対する不信感が漂っているという。

「藤川監督とファームバッテリーコーチの野村克則(53)の仲が険悪だ」

まず、この情報源は克則をよく知るM氏。同氏は南海、ヤクルト、阪神、楽天で監督を務めた克則の父親、故・野村克也からも厚い信頼を寄せられた人物だ。

私は阪神球団幹部や元スポーツ紙幹部らに裏付け取材した。話を総合すると、以下のように要約される。

「克則は球団フロントからの評価が高いし、選手にもすこぶる人気がある。藤川にしてみれば、煙たい存在に映ってもおかしくない。高卒の藤川と比べて、明大卒の克則は人脈が広くて深い。選手としてはヤクルト、阪神、巨人でも実績はないが、指導者としての人間性は抜群。それなのに藤川は一軍スタッフに入れなかった。克則がどうのこうのと言うより、藤川が克則を意識し過ぎている」

一軍昇格を阻む「遠ざけられたID頭脳」…藤川監督が恐れる克則の才覚


藤川監督は日高剛バッテリーコーチを自らの横に置き、ベンチから捕手に球種のサインを送らせている。父譲りの緻密なID野球に長けている克則を藤川監督は使おうとはしない。むしろ、才覚があるから恐れているという見方が正解に近いかもしれない。

権力者が自分より能力のある存在を排除するのは、どんな社会でも常にある。ただ、そんな器の小さい考え方が、藤川監督の評判を落としているに違いない。

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宿敵・巨人の橋上体制に苦戦…「会話拒絶」で招くチーム離反の危機


指揮官が阿部慎之助監督から橋上秀樹監督代行に代わってから、阪神は巨人にてこずっている。野村ID野球を叩き込まれ、それを推進する橋上監督代行になったのだから、克則の能力を活かす策もあるのに、藤川監督は無視、会話すらしないという。

9月からのヤクルトとの3連戦で勝ち越しマジック18となった阪神だが、不信感漂うチーム内では選手の離反も起きていると聞く。阪神Vに赤ランプ点灯!?

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吉見健明

1946年生まれ。スポーツニッポン新聞社大阪本社報道部(プロ野球担当&副部長)を経てフリーに。法政一高で田淵幸一と正捕手を争い、法大野球部では田淵、山本浩二らと苦楽を共にした。スポニチ時代は“南海・野村監督解任”などスクープを連発した名物記者。『参謀』(森繁和著、講談社)プロデュース。著書多数。