布施博、はしのえみの事務所も破産…SNSの台頭、コンプラ強化で加速する「芸能プロ倒産ラッシュ」の裏側

画像はAIで生成したイメージ

昨今は、YouTube、インスタグラムなどSNSプラットフォームの発信力が高まり、メディアの多様化といわれている。

視聴者の動画視聴行動の変化によって、メディアの王様であった地上波のテレビ局は広告費減少などの影響を受け、制作費削減の対応に追われている。その影響を被っているのが、これまでテレビ中心のビジネスモデルを構築していた芸能プロダクション(事務所)だ。

8月21日に帝国データバンクが発表した芸能プロの倒産動向(2026年1〜8月、速報値)によると、今年はこれまで最多だった'15年通年の倒産件数(15件)を上回って、すでに16件を記録しているという。このペースで推移すれば、通年で初めて20件台に達する可能性もあるとされる。

有名事務所も相次ぎ破産

8月に入ってから、タレントのはしのえみなどが過去に所属していた『佐藤企画』や、俳優の布施博が代表を務めていた『馬力屋』が破産するなど、芸能プロの倒産が続いている。

「テレビ局のギャラを頼りにしていた旧来のビジネスモデルが、テレビ局の経費削減やSNSの台頭によって崩れていることが苦境の原因とみられます。加えて、公正取引委員会がタレントと芸能事務所の契約適正化に向けた指針を公表したことで、芸能事務所にコンプライアンス強化が求められ、中小の芸能プロでは対応が難しいというのが現状です」(帝国データバンクの担当者)

また昨今、大手事務所から独立するタレントのニュースが多く聞こえてくる背景には、芸能プロとタレントの関係性に大きな変化が起きていることが挙げられる。

生き残りのカギはマネジメント力

一方で、SNSにおける誹謗中傷や危機管理・トラブル対応等のニーズが増えるなど、芸能プロ本来のマネジメント能力が求められるケースも増加している。

タレントに対して仕事を獲得する以外の部分を伸ばし、ウィンウィンの関係性を活かすことが、生き残る条件となってくるようだ。

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