日本テレビが、まさかの裏切りに大騒ぎになっている。
『嵐』の櫻井翔と相葉雅紀の2人が、NHKの東京五輪スペシャルナビゲーターとして正式に活動を開始することが発表されたのだ。日テレにとって櫻井と相葉といえば、レギュラー番組を与え、大事に育ててきたタレントだ。
「2人を五輪レポーターとして起用する予定だったんです。昨年、五輪が延期になってから、ジャニーズに対してオファーを出し続けてきたが、ずっとのらりくらりの状態でした」(事情通)
そもそも『嵐』は、『NHK東京2020オリンピック・パラリンピック放送スペシャルナビゲーター』に就任していた。
しかし、コロナ禍で1年延期となったばかりか、『嵐』が昨年末に活動を休止したために、「この番組企画はお蔵入りになった」と業界関係者の多くが認識していたという。
「事実、NHKも『検討中』とか『何も決まっていない』などと繰り返していたが、NHKは日テレが動いていたことを知っていた。だからこそ、1カ月前というタイミングで2人の起用を発表したんです」(同・事情通)
レギュラー番組の消滅などの粛清も…
日テレが地団駄を踏んで悔しがったのも当然だ。
「日テレは、櫻井と相葉にオリンピック期間、すべてを拘束するという理由から、1人当たり2000万円~という金額を提示していたそうです。そもそもNHKは同じ拘束で1人当たり200万円~。これまでのスタッフの関係性を考えれば、断ることはないわけです」(テレビ局関係者)
最終的に2人が日テレに対して不義理をした理由は、
「一番はNHKの将来性です。日テレは今でこそ視聴率ナンバーワンだが、いつ陥落しても不思議ではない。だったら安泰のNHKを選択したというわけです」(同・関係者)
今回の裏切りに対し、一部の日テレ関係者は苛立ちを隠せない。
「もはや櫻井と相葉は必要ないとの意見も出ている。今後はレギュラー番組の消滅など、最悪のケースも想定されますよ」(テレビ局関係者)
番組改編期に、粛清の嵐が吹く?