五輪代表・近藤心音「いじめ・パワハラ」告発に波紋…2大会連続“直前欠場”で反応が分かれる背景

心音さんの告白は同情一色とはならなかった・・・(Instagramより)

告発は衝撃的…それでも反応が分かれる2つの背景

2800字に及ぶ悲痛な訴えに対し、ネット上では同情や連盟への批判が集まる一方、世間の反応が単純な同情一色とならないのには「2つの背景」が存在する。

1つ目は、「2大会連続の直前欠場」という特殊な経緯だ。本番直前での辞退が続いた悲運のアスリートという側面に対し、厳しすぎる視線や批判が向けられてきた経緯があり、今回の激白に対してもその文脈を重ねて見てしまう層が一定数存在する。

2つ目は、「現時点で第三者による正式な調査・事実認定が出されていない」という点だ。全日本スキー・スノーボード連盟側はハラスメントなどの相談窓口の存在を説明しているが、報道時点では近藤さん側から正式な通報・相談はなかったとされている。加害者側とされる関係者の反論や公的な検証結果が出ていない段階であるため、「SNS上での一方的な発信」に対して慎重な姿勢を見せる意見が出ているのだ。

「変わってほしい」近藤心音の告発、これから問われるのは連盟の対応

近藤さんは今回の投稿を、単なる告発や鬱憤晴らしで終わらせるつもりはないようだ。

「誰かを貶し、潰し合う、そんなチームではなくて、皆がお互いを称え合う、尊敬し合えるチームになって欲しい」

そう訴え、日本のフリースキー界がより良い方向に変わっていくことを切実に求めている。

一方、現時点では近藤さんが訴えた個々の被害内容について、第三者機関等による事実認定は公表されていない。連盟側は問題が持ち込まれれば対応するとの立場を示しており、今後はどのような調査や事実確認が行われるかが焦点となる。

2大会連続の五輪直前欠場という苦難を経験し、23歳で競技生活を終えた近藤さん。今回の告白が一過性の話題で終わるのか、それとも日本のフリースキー界が変わるきっかけになるのか。今後は、近藤さんの訴えに競技団体がどう対応するのかが注目される。

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