また「メンバー」って…四千頭身・都築拓紀が痴漢容疑で書類送検ニュースに違和感 蒸し返されるSMAPのあの事件

新しい地図の稲垣吾郎(右) (C)週刊実話Web

稲垣吾郎から広く知られるようになった「メンバー」

ただ、このニュースをめぐり、事件の内容とともにネット上で注目を集めたのが、都築の呼称だった。一部のテレビ系メディアは「都築メンバー」と報じ、別の媒体は「都築拓紀氏」、新聞・スポーツ紙や芸能ニュースの一部は敬称を付けず「都築拓紀」と表記している。

「FNNプライムオンラインは“四千頭身・都築拓紀メンバー”とし、TBS系の報道でも“都築メンバー”と表現されています。これに対し、テレ朝NEWSは“都築拓紀氏”と表記。スポーツニッポンや日刊スポーツなどは、本文で“都築拓紀(29)”と伝えていて、各社さまざまです」と話すのは、スポーツ紙関係者。

事件報道で、なぜ芸能人に「メンバー」という言葉が付くのか。多くの人が思い出したのは、2001年にSMAP稲垣吾郎(現・新しい地図)が逮捕された際に使われた「稲垣メンバー」という呼称だった。

稲垣は2001年8月、東京都内で駐車違反の取り締まりを受けた際、車を発進させようとして警察官の制止を振り切ったとして、道路交通法違反と公務執行妨害の疑いで現行犯逮捕された。その後、逃亡や証拠隠滅のおそれがないとして釈放され、捜査は在宅に切り替わった。

このタイミングで、メディアは呼称を「稲垣吾郎メンバー」に変更したのが始まり。当時の解説では、逮捕後に釈放され、在宅捜査となった人物については、容疑者という呼称を外し、肩書きを付けて呼ぶというテレビ局内の運用が背景にあったと説明されている。

当時を知るスポーツ紙関係者は「あれは、ジャニーズ事務所に対する忖度(そんたく)ですよ。今をときめくアイドルが“容疑者”ではイメージが悪すぎると、苦し紛れに当時の日テレとフジが示し合わせたように使い始めて、以後、スタンダード(笑い)になっちゃいましたね。事務所の圧力があったのでは?と、まことしやかにささやかれていました」。

その後、「メンバー」という呼称は、2018年に強制わいせつの疑いで書類送検されたTOKIO山口達也に対して使われたことで、再び大きな議論を呼んだ。

「一般人なら容疑者と報じられるのに、人気アイドルだけ呼び方が違うのはなぜか」と疑問視する声が相次いだのも当然と言えば当然だろう。

今回の都築の報道では、事件の事実関係だけでなく、芸能人に対する報道上の敬称や、メディア各社の判断基準にも改めて関心が集まってしまった。蒸し返された元SMAP稲垣もたまったものじゃないだろう。

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