佐藤二朗&橋本愛に「ブラックリスト」説 騒動1カ月後も続く余波

フジテレビ系連続ドラマ『夫婦別姓刑事』を巡る騒動は現在も解決していない
フジテレビ系連続ドラマ『夫婦別姓刑事』でダブル主演した佐藤二朗(57)と橋本愛(30)を巡る騒動は、表面化から1カ月以上が経過した現在も、完全な解決には至っていない。

その間、テレビ界では2人の今後のキャスティングを不安視する声が上がり、一部では“ブラックリスト入り”との情報まで流れている。

芸能人の起用を巡っては、過去にも不祥事やコンプライアンス問題を背景に、テレビ局やスポンサーが出演を敬遠するケースがあった。

2011年8月には、島田紳助氏が暴力団関係者との交際を認め、芸能界を引退。当時は暴力団排除条例の施行を前に、芸能人と反社会的勢力との関係にテレビ局が厳しい目を向けるようになった時期でもある。

「当時は反社会的勢力との交際情報などがキャスティングに大きく影響していました。今は対象となる問題が変わり、セクハラやパワハラなど、コンプライアンス上のリスクを局側が以前より強く意識するようになっています」(ベテラン芸能ライター)

近年では国分太一を巡る問題もテレビ業界に大きな影響を与えた。日本テレビは2025年6月、『ザ!鉄腕!DASH!!』から国分を降板させ、「過去に複数のコンプライアンス上の問題行為があった」と説明。その後、国分は活動休止を発表した。

こうした流れの中で浮上したのが、佐藤と橋本を巡る『夫婦別姓刑事』の撮影現場でのトラブルだった。

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佐藤二朗とフジテレビで食い違う「ハラスメント」の認識

騒動の発端は、『夫婦別姓刑事』の撮影現場で起きた佐藤と橋本のやり取りだった。

フジテレビの説明によると、撮影中の身体的接触をきっかけに、橋本側への配慮として演技上の制約が佐藤へ伝えられた。その後、佐藤が橋本の楽屋を訪れ、身体的接触に制約がある場合の俳優活動について自身の考えを伝えたという。

フジテレビから依頼を受けた弁護士は、この際の佐藤の言動についてハラスメントにあたるとの見解を示した。

一方、佐藤側は一貫して報道内容やハラスメント認定に反論。所属事務所も、佐藤の言動について専門家から「ハラスメントにはあたらない」との見解を得ているとしており、双方の認識は大きく食い違ったままだ。

「フジテレビの判断が正しかったかどうかは別として、佐藤は自身のXや週刊誌のインタビューを通じて強く反論しました。その姿勢が、一部のテレビ関係者に“キャスティング時に慎重にならざるを得ない俳優”という印象を与えた可能性はあります」(キャスティングプロデューサー)

ただ、佐藤がテレビ界から完全に排除されたことを示す事実はない。

9月18日公開予定の映画『踊る大捜査線 N.E.W. メトロポリスを駆け抜けろ!』では、現在も佐藤が指方輝役として正式キャストに名を連ねている。8月28日公開予定の映画『時には懺悔を』にも出演するなど、俳優活動そのものは続いている。

橋本愛にもキャスティングへの影響を懸念する声

一方の橋本については、フジテレビの説明によって、撮影時の身体的接触について一定の配慮が必要だったことが明らかになった。

「制作側としては、出演者が安心して演技できる環境を用意することが大前提です。ただ、今回のようなトラブルが大きく報じられたことで、今後はキャスティングや撮影方法について、これまで以上に慎重な調整が必要になるでしょう」(同)

橋本本人に問題があったと認定されたわけではなく、身体的接触への配慮を理由に出演機会が制限されるべきものでもない。

フジテレビも7月7日の声明で、佐藤と橋本の双方に負担や心労を与えたとして謝罪。当事者間の関係修復には至っていないものの、両俳優、両事務所との話し合いを継続し、解決を目指すとしている。

騒動から1カ月以上が経過しても、双方の主張には隔たりが残る。

テレビ界でささやかれる“ブラックリスト”が実在するのかは定かではない。ただ、ハラスメントやコンプライアンスへの視線が厳しくなる中、今回の騒動が2人の今後のキャスティングにどのような影響を及ぼすのか、しばらく注目を集めそうだ。

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