ゴールデンボンバー乱入騒動、なぜ運営は沈黙? 打首・大澤会長の説明に反響 



◆打首獄門同好会・大澤会長が投げかけた「運営が“触れない”本当の理由」

打首獄門同好会・大澤会長が独自の視点で回答(Xより)
過熱する運営批判に対し、独自の視点から「答え」を提示したのが、打首獄門同好会の大澤会長だった。大澤会長は自身のXで「当事者でも運営サイドでもない立場だから言える」と前置きした上で、ライブステージへの無断侵入行為について持論を展開した。

大澤会長は、個人的な主張を行うような乱入行動について「話題になるほど、その主張したかった内容が実際に世に広まるほど、その行動が『成功』になってしまう」と指摘。運営側が事件についてあえて言及しないのは保身ではなく、「なんの効果もなかった」「なんの話題にもならなかった」とすることで、侵入した人物に「成功体験」を与えず、次の模倣犯を生ませないための業界の鉄則であることを明かした。

さらに大澤会長は、ユーザーに対して検索や具体名の拡散を控えるよう呼びかけ、「話題にしない意義をわかっている人がもうちょっと増えた方がいい」と、ネット時代の拡散リスクに対するリテラシーの重要性を説いた。

◆「批判すべき点」と「称賛すべき点」──大澤会長が示せた明確な境界線

一方で大澤会長は、運営の擁護だけに終始したわけではない。ツリー投稿の終盤では「みすみすステージまで上がられてしまった事は運営側のセキュリティ観点の落ち度には違いない」と明確に切り分け、警備体制の不備については「存分に批判の上で改善を求めて良い」と厳しく指摘した。

同時に、不測の事態にもかかわらず冷静かつ的確に対応したゴールデンボンバーのメンバーに対しては「惜しみない賞賛を送って良い」と称え、感情論に陥りがちな論争を整理してみせた。

◆騒動が残した教訓と今後のフェス警備への課題

大澤会長の解説により、運営側が騒動を「だんまり」でスルーした真意については一定の理解が広がった。過剰に騒ぎ立てないことが次の事件を防ぐ防犯対策になるという視点は、多くの音楽ファンにとって納得感のあるものとなった。

しかし、フェスは、アーティストと観客が安心して同じ時間を共有できるからこそ成立する空間だ。今回の騒動は、「話題にしない」という防犯の考え方と、「そもそも侵入を許さない」という警備体制の両方が不可欠であることを、音楽業界に改めて突きつけたと言えそうだ。

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打首獄門同好会(うちくびごくもんどうこうかい)

2004年結成の3ピースロックバンド。大澤敦史(Gt/Vo・通称「会長」)と、女性リズム隊の河本あす香(Dr)、junko(Ba)で構成される。

重厚な轟音サウンドに日常のゆるい歌詞を乗せる「生活密着型ラウドロック」が特徴。物騒な名前に反して幅広い層に愛され、日本武道館ライブや農林水産省「FANバサダー ROCK」任命実績も持つ実力派。