中学生の55人に1人が市販薬を乱用 小学生も補導・トー横グリ下の売人逮捕が続くオーバードーズの実態

中学生の55人に1人が乱用経験 5月施行の改正法にも「抜け穴」が

「過去1年以内に市販薬の乱用経験のある中学生は約55人に1人の割合(1.8%)であり、市販薬の乱用問題が全国的に広がっている可能性がある」

厚生労働省の研究班が昨年公表した調査結果だ。無作為に選んだ244校の中学校のうち124校が協力し、3万7967人の有効回答があった。

医薬品の過剰摂取が原因と疑われる救急搬送人員は、2020年9595人のうち10代が1018人、20代が2728人。2022年は1万682人中、10代1494人、20代3295人と、10代と20代が常に4割強を占めている。

市販薬のオーバードーズ問題に対処するため、5月、改正医薬品医療機器法が施行。厚労省が指定した8成分が含まれる風邪薬や咳止め薬などについて、18歳未満への大容量製品や複数個の販売が禁止された。

「法改正により一定程度、市販薬が手に入りにくくなるものの、大人が買って横流ししたり、また複数店舗を回れば相応の購入は可能だ。法改正の効果を見ながら、さらに対策を立てる必要がある。SNSの側面からの対応も必要です」(オーバードーズ問題に詳しい専門家)

夏休みは依然警戒が必要だ。

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