伊集院光が日刊スポーツの見出しに2度激怒「朝日新聞系の新聞をやめる」と言い出した背景



「タイトル釣り」報道の深刻化とネット記事の構造的問題

伊集院の発言が注目される背景には、近年のネットニュースにおける「タイトル釣り」「タイトル詐欺」の横行がある。たとえば 7月30日、LINE NEWSのトップ画面に「さらっと重大発表」というトピックが掲載され、サムネイルには先日アンジャッシュ・渡部建への暴言ツイートで騒動になった鬼越トマホーク・良ちゃんが使用されていた。 記事の配信元はスポニチAnnexだった。

記事タイトルは「鬼越トマホーク・良ちゃん、さらっと重大発表『吉本は本所属から業務提携になっちゃった』」というもので、自身のYouTubeチャンネルで配信された動画内で、吉本所属から業務提携に切り替わった旨を語っていたと報じられた。 同記事は同日中に配信先を含めてすべて削除されたが、記事に激怒した吉本側がスポニチを“出禁”にしたともいわれている。

「これは完全に誤報ですね。削除された記事では、良ちゃんが『吉本は本所属から業務提携になっちゃったから』と話すと、相方の金ちゃんも『サポート契約みたいになったから』と補足した、とまとめられていましたが、その前段では先輩芸人である中川パラダイスについての話をしています。 中川は今年、サポート契約に切り替わったと発表していて、全体を通して視聴していれば『業務提携になったのは良ちゃんではなく中川パラダイス』だと分かります。ところが、同記事はタイトル・本文共に『鬼越が業務提携に』という形でまとめられていて、読者の多くは『騒動で鬼越は吉本から処分を受けた』と思ってしまった」(前出のメディア関係者)

伊集院や鬼越のネット記事における「釣りタイトル」騒動だが、昨今はメディア側もこのような記事配信に関して構造的な問題があるという。

前出のメディア関係者は「テレビやラジオ、YouTubeなどを見て出来事を報じる、いわゆる“こたつ記事”ですが、生成AIの進化で、そちらに記事作成やSEOに引っ掛かりそうな見出しを丸投げしているメディアもあります。推測ですが、今回のスポニチの誤報も、文字起こしや見出し作成で使用したAIが登場人物を混同してハレーションを起こしたものではないでしょうか。AIは平気で嘘をつきますからね」と話す。記事出し前の人間の目や、実際に番組や配信の流れを理解している編集者やライターの確認作業が抜け落ちてしまったのではと指摘していた。

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