突然の北朝鮮外相のモスクワ訪問に何が プーチン氏「暗殺説」報道の舞台裏

蜜月なのか、それとも…

7月19日、北朝鮮の崔善姫外相は、モスクワでロシアのプーチン大統領と会談し、「ウクライナ危機へのあらゆる取り組みを支持する」と表明した。

崔善姫外相が訪ロ、ロ朝関係の深化を確認

「ロシア大統領府は、今回の外相の訪ロを、一昨年締結されたロ朝の『包括的戦略パートナーシップ条約』に基づく両国関係の発展を確認したと強調しています。プーチン氏も北朝鮮軍がクルスク州の戦闘で果たした役割に改めて謝意を示した。今回のロシア訪問で目を引くのは、なぜ今なのかというタイミングです」(国際ジャーナリスト)

ロシア軍はウクライナ戦線で一定の攻勢を維持しているが、ウクライナ軍は長距離無人機やミサイルによる攻撃をロシア本土の軍用飛行場や弾薬庫、軍需施設、石油関連施設などへ継続的に続けている。ウ軍に押し込まれるロシアにとって、戦闘員の補充や弾薬、兵器の安定供給は従来以上に重要な課題となっている。

金正恩氏の訪ロへの地ならしとの観測も

「ただし、今回の会談で追加派兵や新たな武器供与について具体的な発表はありませんでした。ウ軍によるロシア本土への攻撃が激しさを増す局面で、北朝鮮外交トップがわざわざモスクワを訪れ、プーチン氏と包括的戦略条約の確認だけで終わったとは思えません。金正恩総書記の訪ロへの地ならしではないか」(同)

欧州で浮上するプーチン氏「暗殺説」報道

ところで、欧州のメディアが、プーチン氏を「21世紀のヒトラー」と呼び出して久しい。最近、同氏の暗殺計画を示唆するような記事が西側メディアで掲載されている。

オーストリアの某メディアは7月8日、ロシアの亡命ジャーナリストが、ウクライナ戦争に従軍したとされるロシア軍の現役高官(将軍級とされる人物)に匿名で行ったインタビューを大きく掲載した。

その内容はセンセーショナルだ。「プーチン大統領の権力維持は最長でもあと1年だろう」。つまり、クーデターや政権交代、暗殺が1年以内に起こる兆候、またはその準備が着々と進んでいるというのだ。米国の暗殺作戦もささやかれる正恩氏が訪ロした折り、プーチン氏と傷を舐め合うに違いない。

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