飲む・打つ・買うが徒歩圏内 漢の街・川崎競馬で挑んだ1泊2日のドケチ旅打ち【漢の旅 神奈川県川崎市(1)】

■データ研究が火を噴いた初日、怒濤の3勝で黒字発進

川崎競馬

なにより嬉しいのは、競馬場が盛り場に近いこと。JR川崎駅東口を出て市役所を北に折れれば、やがて日本有数の風俗街・堀之内の看板が目に入る。黒服店員の優しい誘いを笑顔で振り切り、廃墟のような通りを過ぎ、第一京浜(国道15号)の信号を渡ればもう競馬場入口。川崎駅から約15分、この道中が圧倒的に楽しい。“大勝ちすれば即遊べる”夢のある競馬場なのだ。

川崎競馬場はコース一周1200メートル、砂が浅くコーナーが急カーブなので先行馬が圧倒的有利だが、ゴール前の直線が300メートルと長めで、ダンゴで4コーナーを回った先行集団の着の入れ替わりはある。いずれにせよ、向こう正面で先行集団にいないと勝ち目はないので、競艇同様スタートが最重要だ。

と、講釈をたれるのは簡単だが、毎開催通ってレースをチェックしない限り、出走馬の力関係は分からない。旅打ち人は結局、運頼み、ツキ頼みしかないのも現実だ。しかし、今回は事前に研究をした。前開催、前々開催のレース結果での3着までの入着馬のオッズ人気を書き出しチェック。川崎競馬は比較的本命サイドが強いが、チェックすると4R、5Rなどはほぼ1番人気から3番人気までが着に絡んでいる。人気があって配当が低くても、まずは的中が第一。当たっていればツキの波もやってくる。

現行の川崎競馬はほぼすべてナイター開催だが、第1レースは15時発走。まだ太陽も燦々と輝く14時30分に到着し、200円の指定席券を買って観戦開始。

1Rはもちろん見(けん)。着順は1番人気、2番人気、そのあとが11番人気で、払い戻しは馬連140円、三連単が6910円。12頭立て11番人気はさすがに買えないが、予想紙を見るとこの馬に一人だけ△をつけている予想者がいる。

よし、彼の△印に乗ってみるかと、2Rでは2番人気⑤から5番人気③、7番人気⑥へワイド2点。ゲート出が最高だった③が終始先頭を走り抜け、2着が⑤でなんと投票開始早々に的中した。ワイド900円は安目だが、まずは1勝。1日2勝のノルマ達成まであと一つ。こりゃ楽勝か。

気持ちも明るく3R。ここも人気上位が強いレース枠。まずは1番人気①、3番人気④を押さえて△印の4番人気⑧へ。配当よりも的中ファーストで弱気のワイド馬券だ。スタート、飛び出したのは買ってない⑩だが、後続が④①でゴール手前でアッサリ的中確定。初っ端から2連勝だ。この馬券はマークシートの記入間違いで500円も買っていたので、ワイド300円でも配当は1500円。投票2レースですでにノルマ達成、700円もプラスになっている。「どういうこと?」と自分でも不思議な気分に。