たった2文字で日本中を震撼させた沢尻エリカ CMが消え謝罪会見、2度の挫折を経た復活の全軌跡【スター失言史 第4回】

沢尻エリカ(C)週刊実話Web

芸能人や著名人の何気ない一言が、時に世間を揺るがし、築き上げてきたキャリアやイメージを大きく変えてしまうことがある。彼らはどんな代償を払い、いかにしてその窮地を乗り越えたのか。本シリーズでは、世間を騒がせた「失言」と社会的反響、本人たちのその後の歩みまでを振り返る。

「別に」の2文字が芸能界を揺るがせた

映画の主演女優といえば、作品の「顔」であり、プロモーションの主役だ。ファンへの感謝を伝える舞台挨拶の場は、本来であれば華やかな祝祭の空間となるはずであった。しかし2007年9月29日、映画『クローズド・ノート』の初日舞台挨拶に登壇した沢尻エリカが発した言葉は、その後の彼女の女優生命を大きく揺るがすシンボリックな出来事となった。

「別に」

このわずか2文字のそっけないフレーズが会場のマイクに拾われた瞬間、メディアやエンタメ界には大きな衝撃が走った。

当時21歳の沢尻は、映画『パッチギ!』での瑞々しい好演や、ドラマ『1リットルの涙』での清純派としての演技力で、若手トップ女優の座へと駆け上がっていた。誰もがその美貌と才能を絶賛していたが、急速なブレイクに伴う過度なプレッシャーや、周囲の環境に対する若さゆえの葛藤が、最悪の形で表出してしまったのがこの日であった。

ステージ上での彼女は終始腕を組み不機嫌な様子を見せ、司会の富永美樹から撮影中のクッキーの差し入れエピソードについて聞かれた際にも「特にないです」「別に」と言い放った。集まったファンや関係者への配慮を欠いたその態度は、メディアによって大きくクローズアップされることとなる。

連日のバッシング、CM打ち切り、涙の謝罪

スポーツ紙の芸能担当記者は当時をこう振り返る。

「翌日のワイドショーやスポーツ紙は彼女の話題で持ちきりとなりました。それまでのイメージとのギャップがあまりにも大きく、世論からは厳しい批判が殺到。CMの打ち切りなどが相次ぎ、10月4日にはテレビ朝日『スーパーモーニング』のインタビューで涙ながらに謝罪をすることとなりましたが、一度失われた信頼を回復するには長い時間を要しました」

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