【夏の甲子園不滅の記録①】高校野球、いまだ破られぬ"29得点"の伝説 PL学園・KKコンビ最後の夏

大阪大会から続いた強さ

ただ、この強さは決して偶然ではなかった。

「PL学園は大阪大会7試合のうち最も接近した試合でも3点差という圧倒的な戦いぶりで甲子園出場権を獲得しており、東海大山形戦はその勢いをそのまま甲子園に持ち込んだ形だった。桑田・清原は1年生だった1983年夏に優勝、2年生の春夏は連続準優勝という実績を積み上げており、1985年夏は2人にとって甲子園で過ごす最後の大会でもあったのです」(同)

勢いに乗って頂点へ

この圧勝で勢いに乗ったPL学園は、その後も勝ち進み、8月21日の決勝で宇部商を4-3で破り2年ぶり3度目の優勝を果たした。

エース・桑田真澄はこの大会5試合すべてで勝利投手となり防御率2.08。主砲・清原和博も打率5割を超える成績で5本塁打を放ち、大会を通じて投打で圧倒した。桑田・清原の「KKコンビ」が甲子園で過ごした最後の夏は、華々しい記録と制覇で締めくくられたのだ。

29得点、32安打、22点差、毎回得点――この一戦が生んだ大会記録の数々は、40年が過ぎた今も書き換えられていない。記録ずくめの初戦から決勝までを一気に駆け上がったPL学園の強さは、令和になった今も語り草となっている。今年の夏、新たな伝説が生まれるか、開幕が待たれる。

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