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『ニトリ』が手掛けるファミレス~ニッポンを支える「隙間ビジネス」舞台裏

『ニトリ』が手掛けるファミレス~ニッポンを支える「隙間ビジネス」舞台裏 
ニッポンを支える「隙間ビジネス」舞台裏 (C)週刊実話Web

2021年3月18日、ニトリは環7梅島店(東京・足立区)の敷地内に『ニトリダイニング みんなのグリル』を開店し、ファミレス事業に進出した。

ファミレス業界はコロナ禍のあおりを受けて厳しい状況にある。しかも、同店はステーキ中心の業態で、苦境に立つ『いきなり!ステーキ』との類似性を指摘する声も多い。果たして勝算はあるのか。

『イケア』も『コストコ』も飲食店を併設

「ニトリのファミレス事業は、グループ企業で広告代理店やネット通販を展開する『ニトリパブリック』が手掛けていますが、これまで梅島店の敷地内で『いきなり!』のフランチャイズ店を営業してきたのです。梅島店はフォークやナイフ、ステーキ皿、調理器具などが販売されている。ファミレス事業進出の大きな目的は、来店頻度を高め、提案力を上げることにあるのでしょう。ニトリと同業のイケアやコストコも飲食店を併設しています」(グルメライター)

梅島店の1階はイトーヨーカドーの食品館で、当然ながらステーキ肉も売っている。ステーキを食べて、肉を買った顧客に、ついでにステーキ皿とフォークやナイフまで買わせようという作戦か。

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