甲子園「83奪三振」のレジェンド球児は新幹線で9個ゆで卵食べた!板東英二さん“記録とネタ”だらけの生涯

所得隠し発覚も「カツラ代は経費で落ちると思っていた」と面白ネタに

野球解説者からクイズ番組の司会、バラエティのレギュラーと活動の幅を広げ、『マジカル頭脳パワー!!』『世界ふしぎ発見』などゴールデン番組で全国区の顔に。ドラマ『毎度おさわがせします』では中山美穂の父親役でコミカルな演技見せたり、映画『あ・うん』では第13回日本アカデミー賞最優秀助演男優賞を受賞していることもあり、本来なら“レジェンド球児兼実力派俳優”という肩書きで語られてもおかしくない。しかし、時代が板東さんに与えたイメージは違う方向へ転がっていく。 

板東さんの芸能人生を語るうえで外せないのが、“ゆで卵おじさん”としてのキャラクターだ。地下鉄車内だろうが新幹線車内だろうが、タッパーに入れたゆで卵を持ち歩き、スキあらば殻をむいて食べているという逸話が各所で語られている。固ゆでが好みで、1日に3~5個は当たり前、東京―大阪間の新幹線移動では毎回9個食べるといった話が、番組やネットニュースで繰り返し紹介されている。

一方、バラエティ番組ではこの“ゆで卵”が、容赦ない笑いのネタに変わっていく。「地下鉄でゆで卵を食べて注意された」「ゴルフ場で日焼け止めを塗りすぎて、顔がゆで卵みたいに真っ白になった」など、自ら話したエピソードが芸人たちにイジられ、ネットまとめサイトにも転載される。TOKYO MX『バラいろダンディ』で、玉袋筋太郎のスナック企画に出演した際にも、ゆで卵トークが止まらず、「ほんま、ゆで卵と税金の話しかせえへんな」と玉袋にこぼされていたほど。

長年「納税キャンペーン」のイメージキャラクターを務めていたにもかかわらず、約7500万円の所得隠しが発覚した騒動も忘れがたい。全レギュラー番組を一斉降板となった後の会見で、板東さんは「タレント生活約20年、植毛をずっとやってきた。カツラ代として経費で落ちると思っていた」と説明し、視聴者を爆笑させた。

球史に残る記録も、芸能界のスキャンダルも、すべてを自分の言葉と笑いに変えながら生き抜いた稀有な存在だった。

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