「出産費用を折半で」と言う共働き夫に妻が猛反発! 少子化が止まらない本当の理由

「男も産めるようになってから言え」

「女性にとって出産は産んだだけで終わりではないんです。その先の何年も続く子育てについてもセットで考えます。子どもを理由に仕事に支障を来たすことがあれば『これだから子持ちは…』と批判され、子どもより仕事を優先しようとすれば『それでも親か…』と非難されるのは大半が女性の方なんです。
女性にとって出産は収入やキャリアに影響を及ぼすだけでなく、人格まで否定されるリスクがつきまとう。男性の育休取得率が上がったとはいえ、取っても数カ月というところも多く、何の役にも立ちません。何なら育休を有給休暇くらいに考えて、自分の都合を優先する男性も多いです」

そう厳しい意見を寄せてくれたのは、女性のサポートを目的とするNPO法人の代表・A子さん。彼女は「男女平等とか、出産費用を折半するとかいう議論は男性も子どもを産めるようになってからでないと成り立ちません。話しはそこからです」ときっぱり。

7兆円積んでも少子化改善は期待薄

「男性に食べさせてもらう」時代ではなくなり、女性も自分の食い扶持を自分で稼ぐことが当たり前になった今、女性にとって妊娠・出産は自己犠牲に等しいのかも知れない。

「それでもパートナー次第では女性も『産みたい』と考えますよ。男性の意識改革が進み、妊娠出産における女性の不利益を当然のようにフォローし、『出産費用は折半で』なんて言い出すことがなくなれば、産んでくれる女性は増えると思います」(A子さん)

これでは、いくらこども家庭庁が7兆円の予算を組んだとしても少子化の改善には期待が持てそうもないだろう。

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取材・文/清水芽々