高市政権は"もっけの幸い"!? 佐藤二朗&橋本愛ハラスメント報道の陰で進む波乱の国会審議

政治報道への関心が薄れたとの指摘

「結果として、この状況は高市政権にとってもっけの幸いと言わざるを得ない。会期末までの残り日数で、成立率7割という”不本意な数字”や、野党との対立が続く定数削減法案の行方にスポットライトが当たりにくくなっているからだ」(政府関係者)

もちろん、佐藤・橋本両氏のトラブルが政治的な意図によって仕組まれたものだとは考えられない。あくまで偶然の時期的な重なりに過ぎないだろう。だが、世間の耳目がドラマ撮影現場でのトラブルに集中している間に、皇室典範改正案の審議、そして報道ベースでは「骨太の方針」の閣議決定や国家情報会議・国家情報局の発足なども予定されているとされ、重要な政策日程が次々と進行しつつあるのもまた事実である。

野党やメディアの一部からは「重要法案を数の力で押し通そうとしている」との批判が上がっているにもかかわらず、芸能ニュースに比べると国会審議に関する話題は相対的に目立ちにくい状況となっている。結果として、国会終盤の法案審議に対する世間の関心は相対的に低くなっているとの見方もある。

意図なき「偶然」が生む結果責任

繰り返しになるが、今回の芸能スキャンダルが政界の思惑によって作為的に仕掛けられたものだと示す証拠は一切ない。あくまで時期が重なっただけの偶然だ。

「しかし政治とメディアの関係においては、意図の有無にかかわらず『結果として誰が得をしたか』が問われる場面は少なくない。会期末まで残りわずかとなった今、皇室典範改正案や定数削減法案がどのような決着を迎えるのか、そして高市政権・自民党がこの“注目度の低さ”をどう活用する、あるいはしないのか、引き続き注視していく必要があります」(前出・政治部記者)

芸能スキャンダルの熱が冷めた頃、果たして国会がどんな結末を迎えているのか――国民は国会審議の行方にも気を配る必要がありそうだ。

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