白髪を黒染めにした金正恩総書記の自信 中朝会談で核問題を事実上黙認させた多元外交の成果

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このところ自信漲る北朝鮮が、その勢いに乗って吠えまくっている。

6月25日は、北朝鮮が朝鮮戦争勃発76周年を迎えた日だ。北朝鮮が韓国に侵攻した朝鮮戦争は北朝鮮では「米帝が戦争挑発」したとの主張を毎年繰り返している。今年も対米・対南(韓国)抗戦意志を強調する「復讐決意集会」が各地で開催された。

金正恩氏が黒染めで若さアピール

「北朝鮮は朝鮮戦争を『祖国解放戦争』と呼び、毎年、戦争勃発日を米帝反対闘争の日として記念し、住民思想教育に活用しています。朝鮮労働党の機関紙『労働新聞』が23日に報じた党拡大会議の写真を見ると、最近、白髪が目立ってきた金正恩総書記が黒染めにしたことが確認できました。これも若さを強調する自信の表れでしょう」(北朝鮮ウオッチャー)

中朝首脳会談では核問題に踏み込まず

6月8日に行われた中朝首脳会談では、中国も北朝鮮が主張する「南北の敵対的な2つの国家」を黙認し、「核保有問題」も事実上、黙認した。

「北朝鮮が、中国の公式的な立場である『1つの中国』支持を表明した見返りです。実は3月25〜26日にベラルーシのルカシェンコ大統領が平壌を訪問し、正恩氏と首脳会談を持ち、北朝鮮―ベラルーシ間で協力を進めることを確認し合いました。正恩氏の自信を裏付ける多元外交の成果です。正恩氏は2023年12月以降、韓国との関係を『同じ民族ではなく、敵対的な2つの交戦国関係』と位置づけ、韓国との関係を断ち切りました。これまで同一民族には核を向けないというのが北朝鮮の不文律でしたが、それがなくなったことを意味し、朝鮮半島の緊迫度は増しています」(国際ジャーナリスト)

「韓国は不変の主敵」と明言 日本にも矛先が向く可能性

正恩氏の路線変更は、今年2月の朝鮮労働党大会でも「韓国を徹頭徹尾、第一の敵対国、不変の主敵」と改めて強調していた。また、正恩氏は、中国の日本批判に同調する姿勢も見せているとされる。

日本が韓国と同様、北朝鮮から「核の恫喝」を受ける日も、そう遠くなさそうだ。

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