若隆景Vの余韻と大関消滅の危機…霧島綱取りとカド番琴櫻が挑む名古屋場所の非常事態

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この一大危機をどう回避するか。若隆景(31)の劇的な優勝で幕を閉じた大相撲夏場所の余韻がまだ色濃く残る中、力士たちは7月12日から始まる名古屋場所(IGアリーナ)に向けて稽古を開始している。

若隆景も6月4日から始まった部屋の福島合宿に参加。6日には出身地の福島市で優勝パレードも行われ、「前回の優勝(2022年春場所)は、ちょうどコロナのときでなにもできなかった。地元でパレードできるのはうれしい」と満面の笑みだった。来場所は大事な大関取りの足固めの場所になる。

「(6月13日・14日にはパリ公演もあり)稽古に取れる時間は少ないかもしれないが、工夫しながらしっかり体を動かしていきたい」と意欲を漲らせているが、若隆景が大関昇進の夢を叶えられるのは早くて2場所後の秋場所後。その前の来場所後、大関が1人もいなくなるという番付上の大ピンチがやってきているのだ。

霧島の綱取りと琴櫻のカド番脱出への試練

現在、大関陣は霧島(30)と琴櫻(28)の2人だけ。先場所、カド番の安青錦は全休したため、関脇陥落が決定している。

「霧島は来場所、綱取りに挑戦する。先場所、優勝決定戦で敗れているため、レベルの高い優勝が求められているが、昇進の可能性がないわけではない。琴櫻は先場所、腰を痛めて途中休場するなど3勝しかできなかったため、来場所はカド番。ここ1年半、低迷が続いており、大の里や豊昇龍、安青錦らが出場してくる中で勝ち越すのは容易ではない」(協会関係者)

もし霧島が綱取りに成功し、琴櫻が勝ち越せずに大関から滑り落ち、さらに先場所大関だった安青錦が10勝以上できなかったら、大関はゼロになってしまう。

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昭和56年以来の「横綱大関」誕生の懸念

「番付編成上、大関は必須。そのため、大関がいなくなった場合、横綱が大関を兼務し『横綱大関』となりますが、なんとも様にならない。過去に大関が不在となったのは、明治37年から38年にかけての3場所と、昭和56年秋場所の2回だけ。力士にとって負担の大きいパリ公演は心配です」(大相撲担当記者)

まさに、非常事態到来。

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