低迷する広島の三塁手不足…10年続く正座不在の苦悩と羽月元選手の薬物暴露の激震

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広島はセ・パ交流戦2カード(6試合)を消化した時点で勝利なしだったが、3カード目の日本ハム戦でようやく1勝を挙げた。


「交流戦の順位は6月15日時点で、12球団中9位と低迷しています」(スポーツ紙記者)

セ・リーグの順位も、23勝35敗3分けのリーグ5位。最下位・中日とは3.5ゲーム差あるが、上位進出は非常に厳しい状況にある。

「チームとしての課題は"世代交代"。今季は故障者が多いこともありますが、悠長なことは言っていられません」(同)

10年間も埋まらない正三塁手の深い穴

根本的なチーム改造が必要となってきた。そこで着目されるのが、正三塁手の不在。佐々木泰、平川蓮、勝田成、小園海斗、坂倉将吾らが守ってきたが、考えてみれば、3連覇を果たした2016~'18年も安部友裕や小窪哲也らが守っており、正三塁手と言える選手は出なかった。

「堂林翔太や鈴木誠也(現カブス)、西川龍馬(現オリックス)も挑戦しましたが…」(地元メディア)

打撃力を優先して考えれば、佐々木か坂倉を選ぶべきかもしれない。しかし、約10年も「広島の三塁手と言えば、この選手」という存在がいなかったことを考えると、外部補強も真剣に考えるべきだろう。

「広島はトレードに積極的なチームではありません。新井貴浩監督は、厳しい練習を課して若手を鍛えてきました。でも、一軍と二軍の選手間には大きな実力差があり、『放出されない』の方針が一軍選手の危機感を奪っているのかも」(同)

羽月元選手が放ったSNS「あと5人」の爆弾

その反対に"守りきれないケース"も指摘されている。2月に契約を解除された羽月隆太郎元選手(26)のゾンビたばこ余波だ。昨年12月、違法薬物・エトミデート(ゾンビたばこ)の所持と使用の容疑で逮捕され、5月15日の裁判で有罪が確定。同28日、羽月元選手は自身のSNSで「自分を含めて6人が使用した」と爆弾発言をしている。

「逮捕後の事情聴取でも他の選手の使用をほのめかしました。球団も捜査に協力してきたので、『第2の羽月はいない』との客観的な裏づけが取れているとみるべき。それと、エトミデートが違法薬物に指定されたのは、昨年5月。それ以前の使用であれば、罪に問えません」(捜査関係者)

「あと5人」発言のウラ取り捜査が続いているとの情報もあり、新事実が判明したら、三塁手不在の広島にとっては大打撃だ。