阪神×オリックス「榮枝⇔山岡」トレード案浮上か──両球団の思惑とは



榮枝が最有力──小野寺・前川まで浮上する「3カード案」と関西トレードの行方

トレードの有力候補は阪神・榮枝裕貴選手か!?(Instagramより)

オリックスが山岡というブランド力のある右腕を放出するとなれば、阪神側もそれ相応の価値を持つ有望株を差し出す必要がある。ここでターゲットとしてリアルに名前が挙がってくるのが、阪神が誇る毛色の違う3人の若手だ。

高木豊氏が動画内で「阪神はキャッチャーが多い。榮枝なんかは可能性がある」と問題提起のなかでピンポイントで実名を挙げたのが、捕手の榮枝裕貴である。現在の阪神は一軍・二軍ともに捕手層が厚く、編成上最も動かしやすい余剰戦力となっている。

それでいて他球団から見れば市場価値の非常に高い好捕手であり、若月健矢らの負担軽減や捕手陣の打撃力底上げを狙うオリックスにとっては、これ以上ない補強。まさに両球団のパズルが最も綺麗にハマる「現実的な本命カード」と言える。

しかし、オリックスが極深刻な「外野の手薄さ・火力不足」の即時解決を求めるならば、別ルートの選択肢も浮上する。現在、激しい外野争いの陰に隠れている小野寺暖であれば、その右のパンチ力とユーティリティ性で、オリックスの即戦力として外野の穴を即座に埋めることができる。

さらに、もし山岡級の実力派右腕を本気で獲りにいく世紀の大型トレードとなれば、未来の主軸候補である至宝・前川右京という「禁断の切り札」まで交渉のテーブルに乗るウルトラCのシナリオまで燻る。

このように、オリックスの「どこを最優先で直したいか」によって欲しがるカードは変わる。だが、手放したくない未来の主砲である前川の流出リスクや、現在の外野陣の整理を天秤にかけたとき、やはり両フロントが最も実利ベースで決断しやすいのは、高木氏の問題提起の通り、捕手層の底上げと交換相場がピタリと一致するディールではないだろうか。

そして、ここが最も重要なポイントだ。実際、交換要員として最も現実味があるのは榮枝であり、両球団の補強ポイントと交換相場が最も自然に一致する。

阪神にとっては「優勝を守るための即効性リリーフ」、オリックスにとっては「チーム再建に向けたピースの確保」。関西のライバル関係を越え、お互いの弱点をピンポイントで埋め合うトレード案は成立するのか。運命のトレード期限に向け、両フロントの動向から一瞬たりとも目が離せない。

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