【國澤一誠のゾッとする実話怪談】第六夜《初めて出来た友達》



■ テレビの画面に映った「あの笑顔」

テレビに映しだされていたのは、なんと・・・

小学校を卒業し、彼女が高校生になったある日のことでした。

自宅のリビングで何気なくテレビをつけてバラエティ番組を眺めていた彼女は、一瞬にして全身の血が凍りつくような感覚に襲われました。

画面に映し出されていたのは、あの日、あの裏庭で毎日のように語り合っていた、あの女の子の顔だったのです。

(えっ!? あ、あの子だ……!!)

懐かしさよりも先に、心臓を直接掴まれたような激しい悪寒が走りました。
なぜならその番組は――『不可解な心霊写真特集』だったからです。

彼女が大好きだった友達は、画面の中で「この世のものではない影」として紹介されていました。

スタジオにいた霊能者は、写真に写り込んだその女の子の霊を視て、気の毒そうにこう語りました。
「この子は戦時中に亡くなった、非常に思いの強い地縛霊ですね。学校に行きたかった、友達とたくさん遊びたかった……という強い未練を残したまま、今も彷徨っているのでしょう」

もし、その霊能者の言葉が真実なのだとしたら。
彼女が小学校時代、毎日のように裏庭で温かい言葉を交わし、悩みを打ち明けていたあの存在は、一体何だったのでしょうか。

改めてテレビの画面を凝視すると、紹介されている心霊写真は、色褪せた古い白黒写真でした。どう考えても、彼女が通っていた平成の時代よりも、遥か昔に撮影されたものであることは一目瞭然でした。

あの子が少し大人びて見えたのは、本当に一つ下の後輩だったからなのか、それとも――。
彼女が今でも思い出すのは、裏庭の木漏れ日の中で、優しく自分を呼んでくれたあの子の、どこか寂しげな横顔です。

あなたの初めての友達は、本当に「この世の人間」でしたか?

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國澤一誠(くにさわいっせい)

<YouTube>https://www.youtube.com/@kunisawa_issei

長年の怪談語りと取材活動を通して集めた膨大な怪談ファイルを持つ怪談家。実体験や現地取材に基づいたリアルな描写に定評があり、YouTubeやトークイベントなど多方面で活躍中。