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山尾志桜里衆院議員「政界引退後」はキャスターに転身か?

山尾志桜里
山尾志桜里 (C)週刊実話Web

野党議員ながら、あらゆる意味で存在感が群を抜いていた国民民主党の山尾志桜里衆院議員が突然、任期限りで政界から身を引くことをYouTubeで公表した。

表向きの理由は、「政治家以外にやりたいことがある」だが、永田町雀の間では「彼女は簡単に消えるタマではない。別の狙いがあるはず」とのウワサが駆け巡っている。

山尾議員といえば、好不評で大注目を集めた3つの出来事がある。まず1つ目は好評価だ。

「民主党議員時代の2016年、東京など大都市部での待機児童問題が大きな社会問題としてクローズアップされた。山尾氏は『保育園落ちた日本死ね』という匿名ブログを取り上げ、国会で舌鋒鋭く安倍首相を追求し、『国会のジャンヌ・ダルク』とまで称されました」(全国紙政治部記者)

そうした実績を高く評価された山尾氏は同年、民進党の政調会長に抜擢される。翌17年には同党の幹事長候補として有力視され、ゆくゆくは野党第1党の女性党首も視野に入りつつあった。ところが、幹事長抜擢目前で山尾氏に2つ目の重大事件が起きる。こちらは悪評だ。

「いわゆる弁護士とのダブル不倫疑惑です。このことを『週刊文春』に報じられ、彼女の幹事長抜擢は自然消滅しました」(同・記者)

第2の小池百合子として政界復帰

山尾氏は20年に民進党の流れを汲む立憲民主党を離党し、国民民主党に入党した。

「最近は香港問題などを機に超党派の『対中政策に関する国会議員連盟』が発足し、山尾氏は自民党の中谷元・元防衛相と共に共同代表を務めるなど、自民党寄りの姿勢が目立ち始めた。〝近い将来、自民党に入党するのでは〟とも囁かれたほどです」(自民党関係者)

ここで三度目の重大事件が起きる。今年4月、またしても〝文春砲〟が炸裂し、山尾氏が国会議員無料パスを私用流用し、かつてダブル不倫がウワサされた弁護士と逢瀬を重ねていたことを暴露したのだ。

「加えて、相手の元妻が昨年、自殺していたことも発覚した」(同・関係者)

山尾氏の電撃政界引退について、自民党長老はこう読む。

「国民民主党では、それまでの地盤である愛知7区を離れ比例東京ブロックから単独1位で出馬する方向だったが、3つ目の重大事件で当選はほぼ絶望的だった。その流れで今回の決断があるはず。彼女は叩かれてもめげない。だから次のステージで生き残りを図る動きに転じたのだろう」

つまり、政界引退は3つ目のスキャンダルのみそぎで、いずれ再起を図る腹積もりなのだという。

「顔、勝気な性格、略奪愛の経歴がそっくりな安藤優子のポジション狙いではないか。女性キャスターですよ。MCとしての地位を確立後、いずれ第2の小池百合子として政界復帰してくるでしょう。4、5年の間で人気と知名度を確実に高める作戦です」(政界消息筋)

5年たっても、彼女は51歳。まだまだ女性初の首相も目指せるというわけか。

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