立花理佐『キミはどんとくらい』と“レコ大最優秀新人賞”の光と影【週刊歌謡実話第33回】

波乱の半生を越えて――立花理佐自身が体現した“どんとくらい”

さて、最近、彼女のことを思い出したきっかけが、私も連載している日刊ゲンダイ紙の彼女へのインタビュー記事シリーズでした。

●とんねるず石橋貴明の“一言”がトドメに 睡眠不足と過労で声が裏返って大号泣

●「オレを隊長と呼べ」火野正平に時給700円で雇われた“付き人”の仕事

●島田紳助が率いる“男女混合”沖縄グループ旅行
 と、タイトルからして、何とも物騒。でもなかなかに読ませたのです。さらに読ませたのが、

●コロナ禍に判明した直腸がん 尻の鈍痛と術後の苦しみ

しかし、彼女はがんを克服したのです。インタビューの中でこう語っています。
――「最初、ブログで病気を告白する時、本当に勇気が要りました。なかなか公開ボタンを押せなかった。でも、今は自分が体験談を話すことで、少しでも同じ病気の人に楽になってもらえたら……と思っています」

最近フォローしたインスタを見てみると、今は元気に活動しているようです。

そう、実は立花理佐自身が「どんとくらい」だったのでした。

「週刊実話」5月21日号より

スージー鈴木/音楽評論家

1966(昭和41)年、大阪府東大阪市出身。『9の音粋』(BAYFM)月曜パーソナリティーを務めるほか、『桑田佳祐論』(新潮新書)、『大人のブルーハーツ』(廣済堂出版)、『沢田研二の音楽を聴く1980―1985』(講談社)など著書多数。