「避難所に行く」のはもう古い! マンション住まいが知っておくべき"在宅避難"の新常識と必需品リスト

高層階ほど"孤島化"リスク——エレベーターが止まると何が起きるか

在宅避難のもうひとつの盲点が、エレベーターの停止だ。

地震発生時、安全確認が取れるまでエレベーターは強制停止する。復旧まで数日かかるケースも多く、高層階に住む人が重い水や食料を抱えて階段を往復するのは現実的ではないため、日ごろから十分な備蓄をしておく必要があるのだ。

防災ライターによれば「1〜2週間分の備蓄が在宅避難時の最低ライン」。ただ、エレベーターが動く平時のうちにこうした備えをしておけば、自宅こそが最良の避難場所になるのである。

在宅避難の"必需品リスト"——防災士が選ぶ7つの柱

今回は複数の防災士・自治体資料をもとに、マンション在宅避難に特化した備蓄品を整理してみた。まずは、以下の防災グッズに目を通してほしい。

●携帯トイレ(1人×5個×7日分)
●飲料水(1人1日3L×7日分)
●カセットコンロ+ガスボンベ(10本以上)
●電池式ラジオ+予備電池
●LEDランタン(停電対応)
●ウェットティッシュ・除菌シート
●7日分の非常食(ローリングストック)
●現金(千円札・小銭中心に)
●処方薬・メガネ・補聴器の予備
●ラップ・ポリ袋・新聞紙
●救急用品・衛生用品
●エマージェンシーシート

ポイントは「避難リュック」ではなく「自宅で1〜2週間生き延びるための備蓄」という発想の転換だ。都市で生き残るには防災セットの「丸ごと買い」に頼るのではなく、自分と家族の生活実態に合った備蓄を、今すぐ「足し引き」する発想が求められているのである。

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