侍ジャパン次期監督選びが暗礁に!井端体制の「内乱」と本命不在の絶望的状況

 

イチロー・松井は辞退か?実績組への高いハードル


しばらくの間、侍ジャパンに公式戦の予定はない。

今後は2027年秋の『WBSCプレミア12』、'28年夏のロサンゼルス五輪。

本来なら翌'29年がWBC開催年となるが、五輪との兼ね合いのため、'29年か'30年の開催で調整中だ。

差し当たっては今シーズン後にプレミア12に向けた強化試合が組まれることになるが、メジャー組の参加はなく国内の若手主体のため、監督選びを急ぐ必要はない。

ただ、今回のWBCと同じ轍を踏まないためには早めに動く必要があるだろう。

NPBもすでに次期監督の選定に入っているはずだが、状況は絶望的だ。

日本の野球ファンが監督就任を熱望している大本命といえば、メジャーでも大活躍したイチローと松井秀喜の両雄だが、2人共すでに辞退の意向を固めているという。

「イチローは以前から『代表監督は絶対に受けない』と断言していますし、今回も無理でしょう。一方の松井はイチローよりは可能性がありますが、現在もアメリカをベースに活動しており、今の環境を変えてまで受けるとは思えません」(スポーツ紙幹部)

松井に関しては、昨年亡くなった長嶋茂雄との間で『いずれ監督としてユニホームを着る』という約束を交わしたとされている。

ただし、優先順位は「巨人」「五輪」「WBC」だろう。

では、他の候補はどうか。

今のところ監督就任が可能で、かつ実績がある監督経験者は工藤公康、古田敦也、岡田彰布、落合博満らの名前が挙がる。

中でも推す声が多いのがソフトバンクの黄金時代を築いた工藤だが、実は前回の監督選考でも「そもそも要請すら一切なかった」と工藤本人が明かしている。

NPBはなぜ打診すらしなかったのか。

横浜DeNAの元球団幹部がその裏事情を明かす。

「彼は横浜の監督人事の際も金銭面で折り合いがつかなかった経緯があった。侍ジャパンの監督就任にあたって莫大な報酬を要求するとみられており、NPB側が警戒したようです」

実績やスター性は十分ながら、NPB側が敬遠しているのは古田も同様だ。

「古田はヤクルト監督時代の球団経営への介入や、選手時代は1リーグ制問題でのストライキの主導など機構側からの印象が極めて悪い」(元ヤクルト球団幹部)

阪神を復活させた岡田は、"スター選手ばかりの完成されたチームで指揮を執ることに価値を感じない"と周囲に漏らしており、説得は難しそうだ。

落合については側近が「体調と年齢の問題がある」と完全否定している。

このようにかつての知将たちが、次々と「日の丸」から背を向けているのが現状だ。