「格安54億円」で村上宗隆を獲ったホワイトソックスに強豪球団が震えている…今夏トレード争奪戦の全内幕

ホワイトソックス公式インスタグラムより

5試合連続10号本塁打、年間67本ペース——。MLB開幕からわずか24試合でここまで暴れ回る男を、メジャー屈指の強豪球団は指をくわえて眺めるしかない。その理由は、驚くほど"格安"だった契約にある。

「格安砲」が牙を剥いた

ホワイトソックスの村上宗隆内野手(26)が止まらない。現地4月22日のアリゾナ・ダイヤモンドバックス戦で5試合連続となる10号2ランを右中間スタンドへ叩き込み、球団・日本人・新人の3つの記録にいっぺんに並んだ。

打球は451フィート(約137メートル)の特大弾。開幕から24試合で10本塁打は球団史上最速かつ日本人最速(大谷翔平がエンゼルス時代にマークした28試合を更新)で、ペースを換算すれば年間67本という途方もない数字が弾き出される。

そもそも、今オフの移籍市場では村上への評価は決して高くなかった。2年総額3400万ドル(約54億円)という条件は、市場予想を大幅に下回る格安契約だった。

「打球を捉えるだけのパワーがあるかと懸念していた球団は…」と米メディアが皮肉交じりに報じるほど、複数の強豪球団が獲得を見送っていた事実がある。

強豪球団が後悔している理由

契約の"格安さ"が今や最大の魅力に変わっている。優勝を狙う球団にとって、村上は長打力を一気に上積みできるうえ、契約の重さが比較的軽い。

米東部時間8月3日のトレードデッドラインに向け、レッドソックス、ヤンキースのア・リーグ東地区勢に加え、タイガース、マリナーズなど複数の強豪球団が若手有望株を交換要員に、獲得へ動く可能性があると複数の米メディアが報じている。

売り手に回るならホワイトソックスは見返りとして優良な若手選手を引き出しやすく、逆に残留させれば再建の象徴になる。どちらに転んでも、ホワイトソックスに旨みがある構図だ。

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