中井亜美にシニアの洗礼! 五輪銅から世界選手権9位転落で見えた「真の課題」

中井亜美公式インスタグラムより


17歳に、いきなりの試練だ。

3月、フィギュアスケートの世界選手権(チェコ・プラハ)が行われ、日本女子選手たちの明暗がくっきりと分かれた。

坂本花織が飾った伝説の有終の美

「今シーズン限りでの引退」を表明していた坂本花織は、浅田真央を超える日本女子最多となる自身4度目の世界選手権制覇でラストステージを飾った。まさに女王の称号にふさわしい"有終の美"である。「ミラノ・コルティナ五輪で4位だった千葉百音が2位、自己最高得点で今シーズンを終えました。その千葉の活躍もあって、日本女子は来年大会の『出場枠3人』を確保しました」(日本スポーツ協会担当記者)

ミラノ五輪最年少メダリストの誤算

一方、表彰台に届かなかったのが中井亜美だ。ミラノ五輪での銅メダル獲得は日本フィギュアスケート史上最年少の快挙。演技後に首を傾げる"あざとかわいい"ポーズで日本中を沸かせ、トリプルアクセルなどの大技もこなす実力から、「坂本の後継者は中井」という下馬評は揺るぎないものだった。

だが世界選手権では、SPでのミスが響き9位に終わった。

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シニア1年目の壁と「ガス欠」の真相

敗因は、今季がシニア転向の1年目だったことによる「ガス欠」という見方が大勢を占める。中井自身も「シーズンを通して、これほど長い間アクセルを跳び続けるというのは…」と疲れをにじませていた。

また、「モチベーションが心配」──そんな声も聞かれた。五輪で燃え尽きたとまでは言えないが、フィギュアのシーズンは長い。体力勝負であると同時に、メンタルの強さも不可欠だ。

燃え尽き症候群?メダル獲得後の葛藤

「銅メダル獲得後、中井は時の人となり多忙な日々を送りました。世界選手権での不振は練習不足ではなく、五輪メダルという大きな達成感の後、再び気持ちを高め直すことができなかったためではないか」(関係者)

演技の締めに披露する首傾げポーズについても、来季も見たいと望む声がある一方、「次はどんな新しいポーズを?」と期待するファンも多い。

新エースに求められる肉体と精神の進化

だが、新ポーズを思案する前に取り組むべきことがある。

体力の底上げと精神的な逞しさ──日本女子の新エースとして、オトナになった中井亜美の姿を見たい。

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