落合6敬遠、松井5打席敬遠も…語り継がれるプロ野球「驚愕の珍記録」【球界“珍記録”列伝2】

 

●日本プロ野球新記録! セ・パ両リーグでのサヨナラ捕逸

セ・パ両リーグでサヨナラ捕逸を記録した捕手がいる。千葉ロッテマリーンズと阪神タイガースで活躍した定詰雅彦捕手だ。
1度目は1994年6月12日、オリックス・ブルーウェーブ対千葉ロッテマリーンズ戦。ロッテの成本年秀投手がイチロー選手を三振に仕留めた投球を後逸し、振り逃げによるサヨナラで試合が終了した。
2度目は1998年4月5日、横浜ベイスターズ対阪神タイガース戦。延長12回に、ベン・リベラ投手の投球を止め切れずサヨナラ捕逸となった。セ・パ両リーグでのサヨナラ捕逸を記録したのは、現在も定詰捕手ただ1人だ。

●「1試合28四死球」80年ぶりの記録更新

2017年4月1日の広島東洋カープ対阪神タイガース戦(マツダスタジアム)で、「1試合28四死球」というプロ野球新記録が誕生した。
試合は両軍合わせて21安打が飛び出す大乱打戦。5時間24分にも及ぶ激闘の末、10回裏に広島がサヨナラ勝ちを収めた(広島9×-8阪神)。28個の四死球のうち、広島投手陣が与えたものが15個(四球14、死球1)、阪神投手陣が与えたものが13個(四球13)と、両軍が満遍なく四死球を量産した。
これまでの記録は1937年9月12日のライオン対金鯱戦で記録された「1試合26四死球」であり、実に80年ぶりの記録更新となった。

●1試合6敬遠! 首位打者争いが生んだ異例の記録

1991年、ヤクルトスワローズの古田敦也がシーズン終盤の首位打者争いで中日ドラゴンズの落合博満をわずかにリードしていた。
10月12日終了時点で古田が打率.3390、落合が.3352と僅差だったが、翌13日の直接対決でヤクルトの野村克也監督は古田を欠場させ、落合に対してプロ野球新記録となる「1試合6四球(全て敬遠)」を与えた。
これにより古田が首位打者のタイトルを守る戦略的采配だったが、記録としては長く語り継がれる「珍記録」となった。
なお、「1試合5敬遠」といえば、1992年夏の甲子園でのエピソードが有名だ。読売ジャイアンツ、ニューヨーク・ヤンキースで活躍した松井秀喜(星稜高校)が、明徳義塾との試合時に5打席連続で敬遠され、一度もバットを振れなかった。ルールの範囲内ではあるものの「高校野球らしくない」と大きな物議を醸した出来事だった。

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