なぜ2026年春ドラマは「サレ妻」だらけなのか──不倫復讐ドラマ乱立の背景に見える日本社会の怒りと欲求不満

テレビ東京HPより

2026年春ドラマのラインナップを眺めて、あなたは気づいただろうか。不倫、浮気、裏切り……まるで「サレた者たちの怒り」を反映するかのように、復讐と修羅場を彩るドラマが今期に集中。確かに近年、不倫ドラマは増えつつあったが、ここまで集まったのは稀に見る現象だ。

テレビ東京では『サレタ側の復讐〜同盟を結んだ妻たち〜』と『水曜日、私の夫に抱かれてください』の2本が同じ水曜深夜に放送され、テレビ朝日では『余命3ヶ月のサレ夫』が4月24日にスタートする。

さらに、フジテレビ木曜劇場(22時台)の『今夜、秘密のキッチンで』ではモラハラ夫に追い詰められた妻の苦悩と不倫が描かれる。1クールで4本もの不倫・復讐ドラマが並ぶのは、明らかに異常な現象だ。

「公認不倫」という新しい地獄

そうした中で、とりわけ注目を集めているのが『水曜日、私の夫に抱かれてください』だ。不倫相手の女性に、妻自らが「毎週水曜日、夫と浮気し続けてくれませんか?」と依頼するという、一見理解不能な設定が話題を呼んでいる。「公認不倫」という言葉がSNS上で飛び交い、「ありえない」「でも気持ちはわかる」と両極端な議論を巻き起こしているのだ。

一方の『サレタ側の復讐』は、夫の不倫を知った3人の妻たちが「復讐同盟」を結成し、制裁を与えていく痛快劇だ。さらに『余命3ヶ月のサレ夫』では夫側が主人公という逆転構造で、不倫「される側」の怒りをあらゆる角度から描こうとする作り手側の意欲が伝わってくる。

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