WBC敗退で「中日監督就任プラン」が白紙に 井端弘和が抱いていた古巣凱旋の野望と誤算

侍ジャパンオフィシャルサイトより

2026WBC準々決勝で敗退し、マイアミの地で終焉を迎えた侍ジャパン。史上初のベスト8という屈辱は、国民のみならず井端弘和監督の期待をも打ち砕こうとしている。

この敗退により、井端監督が描いていた"壮大な計画"が中止になったというのだ。

「今回のWBCは、彼にとって中日復帰への"最高の履歴書"になるはずだった」

そう声を潜めるのは中日関係者だ。

古巣凱旋の極秘プラン 中日も歓迎ムードだった

井端監督には、今大会を花道に侍ジャパンのユニフォームを脱ぎ、古巣・中日の次期監督として凱旋する極秘プランがあったという。

「現役晩年に在籍した巨人のコーチを経験するなど、すっかり"巨人の人"というイメージが強い井端ですが、本人は中日への復帰を常に画策していました。巨人コーチの就任も、将来の中日監督への地ならしだと言われていたほど。中日フロントもまた、現役時代に荒木雅博との『アライバコンビ』で黄金時代を支えたレジェンドの帰還には歓迎ムードで、あとは"実績"さえ作れば就任させる方向でした」(前同・中日関係者)

采配の失態でフロントの空気が一変し白紙に

しかし、現実は非情だった。WBCでは采配の下手さに疑問の声があふれ、ベネズエラに喫したまさかの敗戦で、中日フロントの空気は一変したという。

「当初は"井端待望論"だったフロント内からも、今回の采配を見て『本当に任せて大丈夫なのか』という懐疑的な声が噴出している。世界一を手土産に"あの井端が帰って来る"という目論見は崩れ去り、事実上、監督就任プランは白紙の状態です」(球団関係者)

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投手王国・中日に露呈した「致命的な弱点」

特に球団幹部が難色を示しているのが、WBCで露呈した"投手起用の下手さ"だという。今回の大会では、リリーフ専門が極端に少なく、ベネズエラ戦ではブルペン陣が肩を作っては辞めるという場当たり的な対応が報じられ、選手すら不満を漏らしていたというが…。

「中日は黄金期を築いた落合博満政権に象徴されるように、鉄壁の投手力と守備で勝ち上がるチーム。投手出身ではない井端氏にとって、今回の大舞台での失策は"投手陣を掌握できない"という致命的な弱点をさらけ出した形です。投手王国再建を至上命題とする中日にとって、このマイナス査定はあまりに重い。根幹たるスタイルに疑問符がついたわけですからね」(中京地域スポーツ紙デスク)

「別のOBをリストアップ」 野望はマイアミに消えた

かつて中日の黄金時代を支えた聖地・ナゴヤドーム(バンテリンドーム)のベンチに座るはずが、椅子がどこにも用意されなくなった井端。無常な現実だが、その求心力は急速に低下している。

「落合氏のようなカリスマ性を期待していたフロントにとって、今回のWBCでの醜態は想定外。今は"井端の代わり"として、別のOBの名前がリストアップされ始めています」(前出・球団関係者)

"中日・井端監督"の野望は、マイアミの夜風と共に消えたようだ。