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フリー転身“女子アナ”たちの今! 高島彩、中野美奈子、平井理央…

高島彩
高島彩 (C)週刊実話Web

テレビ局の看板として一世を風靡し、請われるままにフリーに転身していった人気女子アナたち。誰もが晴れやかな未来を信じて疑わなかったはず。しかし、新型コロナウイルスの感染拡大が収まらず、民放キー局の広告収入は激減。その余波は例外なくフリー女子アナたちにも及んでいた!

「このコロナ禍で、すべての民放テレビ局が減収減益に追い込まれました。その結果、いち早くメスが入れられたのが制作費です。全番組一律20~30%の制作費カットが実施されています。手っ取り早くターゲットにされたのが、フリーの女子アナです。自局アナで代替が利き、一番コストパフォーマンスが発揮しやすい。数字を持っていない、かつベテラン組は一斉にリストラの対象になってしまった」(業界事情通)

改めて番組表をチェックしてみると、地上波プライム帯では元NHKの有働由美子『news zero』(日本テレビ系)、元テレビ朝日の小川彩佳『news23』(TBS系)、同じく元テレ朝出身の徳永有美『報道ステーション』(テレ朝系)、元フジテレビの加藤綾子『Live News イット!』(フジテレビ系)、元日テレの夏目三久『あさチャン!』(TBS系)…とフリー転身後もテレビ地上波で大活躍しているのは、ほんのひと握りなのだ。

少ないパイの奪い合いの〝イス取りゲーム〟で勝ち残る女子アナが存在する一方、メディアに注目されることもなく、人知れず華々しい表舞台から去っていた女子アナもいる。

まず名前が挙がるのが、日テレ出身だ。

見切りをつけ第2の人生を歩み出した者も

「『24時間テレビ』、『行列のできる法律相談所』、『ズームイン!! SUPER』でメインを張った西尾由佳理ですね。現女子アナ女王の水卜麻美アナが唯一、尊敬しお手本としたご仁だった。現在の西尾は日曜日早朝に放送される『健康カプセル!ゲンキの時間』(TBS系)1本のみ。本人はもっと仕事をしたいが、いかんせん需要がないんです」(放送作家)

もう1人、日テレ在籍時は〝エース級〟の活躍をしていた馬場典子だ。

「今やテレビ界で馬場といえば、元テレビ金沢の馬場ももこの時代です。馬場典子の方は日テレ時代から担当している『歌謡プレミアム』(BS日テレ)の司会と『あさイチ』(NHK)のリポーターをやっているくらい。テレビ界で喰えないためか、アナウンサー講師などをして糊口をしのいでいます。まあ、日テレ時代に不倫交際疑惑の相手から受け取ったチケット代を巡る不正受給疑惑が今も尾を引いているんです。昔のツテを辿って水卜アナに連絡を取っているが、無視状態だそうです」(制作関係者)

すでに女子アナに見切りをつけ、第2の人生を歩み出したのが宮崎宣子。

「いまは自分が立ち上げたハーブを販売する会社の社長です。離婚も経験しテレビ界に全く未練はないそうです。コロナ禍でも売り上げは順調のようです」(事情通)

かつて〝フリーアナの登竜門〟と言われていたNHKを見てみよう。

注目は、先の有働由美子が独立の参考にしたという住吉美紀だ。NHK時代は『紅白歌合戦』、『プロフェッショナル 仕事の流儀』など看板番組を担当していたが、フリー転身後の現在は『Blue Ocean』(エフエム東京)の1本のみという。

「年収はNHK時代の4分の1…。フリー転身後に抜擢された『知りたがり!』(フジテレビ系)が大コケし、わずか1年で降板したことが影響しているんです。ヨガの講師としてレオタード姿も披露し、セクシー系に路線変更を狙ったが、挽回できなかった。ただ救いは結婚したこと。この一点に関しては有働もかなわない」(NHK関係者)

  1. かつての“女子アナ帝国”フジテレビOGは…

2006年にNHKを退職した膳場貴子も寂しい限り。

「『NEWS23』で看板を張っていたが、今はお情けで土曜夕方の『報道特集』(TBS系)のみ。同番組も制作費は大赤字。膳場リストラ後、局アナの起用が内定済みです」(テレビ関係者)

なんと、膳場は10月改編期にはレギュラー番組が1本もなくなる可能性が浮上しているのだ。

かつては数多くの人気女子アナを輩出し、女子アナ帝国の異名を誇ったフジテレビはどうか。驚くことに、現在も大活躍と呼ぶに相応しい女子アナは数えるほどしかいない。

「30歳になる前に結婚と同時にフリーになった平井理央は報道番組『news TOKYO FLAG』(東京MX)が唯一のレギュラー番組です。他局での帯やバラエティー番組のMCという話は一切聞こえてきませんね」(同)

他にも、フジテレビといえば、黄金期に活躍した富永美樹、菊間千乃、高島彩、中野美奈子、本田朋子らの名前が挙がるのだが、

「富永は夫で『シャ乱Q』のまことと一緒にバラエティー番組でたまに見掛ける程度。レギュラーはありません。菊間は弁護士資格を取得し、ポジションを確立した。古巣のフジでコメンテーターとしても出演しています。〝元祖女子アナ女王〟の呼び声高い高島にしても、レギュラーは『サタデーステーション』(テレ朝系)だけ。中野は医師である夫の仕事の都合からシンガポールで暮らしていたが、いまは広島で生活している。もちろん、東京の仕事を受けたいが、オファーがないというのが実情。本田は男子プロバスケットボールの五十嵐圭と結婚後、新潟に移住し現在は休業状態です」(フジ関係者)

コロナ禍は女子アナの価値も変えてしまったようだ。

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