知らない番号からの「落とし物」電話は詐欺!番号を押した瞬間にワナが始まる

画像はAIで生成したイメージ

「本日中に受け取りを」の自動音声に注意

「○○警察の遺失物管理課です。あなたの落とし物が届いています。受け取りは本日中です」

自動ガイダンスでニセの電話をかけてくる“落とし物詐欺”の被害が全国で多発している。

都内の落とし物が過去最多 詐欺の温床に

東京都内で昨年1年間に届けられた落とし物の数と、現金の額は過去最多を記録。近年、落とし物詐欺が横行する背景には、落し物の増加も関係しているという。

「都内で警察に届けられた落とし物は約450万件で、現金は約45億円といずれも過去最多でした。最も多いのがクレジットカードや運転免許証などの証明書類で約82万点。個人情報を詐欺に利用する特殊詐欺犯にとっては格好の“落とし物”です」(警察関係者)

番号を押した瞬間にワナへ 巧妙な誘導術

落とし物詐欺の手口については、電話で音楽と共に自動音声ガイダンスが流れ「落とし物の保有期限は本日となっていますので、個人の方は2番。法人・店舗様は9番を押して担当部署までご連絡ください」と誘導。番号を押すと「〇〇警察の遺失物係です」と名乗る人物に繋がり、「通帳や携帯電話、免許証が届いている」と不安を煽り、名前や生年月日などの個人情報を聞き出すのだ。

現時点で落とし物に関して、音声ガイダンスを活用している都道府県警はないことから各自治体の警察は「身に覚えがない電話には応答しないこと」として注意喚起を促している。

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秋田の詐欺被害が過去最悪 偽警官が8割

「秋田県で昨年に確認された詐欺被害額は約13億円で過去最悪。しかも、SNSを介した投資詐欺やロマンス詐欺などの特殊詐欺のうち、“ニセ警察官”詐欺が大半を占めています」(フリーライター)

秋田県内で“ニセ警官”を名乗る特殊詐欺は昨年、39件発生。被害金額は約5億9000万円と特殊詐欺全体の約8割に相当する。

全国985億円の被害 自動録音機が有効な対策

「特殊詐欺の手口は日々、巧妙になっている。ニセ警察を名乗る昨年の詐欺被害額は全国で約985億円に上ります。不審な電話やメールがあったら最寄りの警察に相談してください。自治体が貸し出している自動通話録音機や防犯機能付き電話も役立ちます」(同)

落とし物にも要注意だ。