巨人ファン絶望。頼みのリチャード骨折でBクラス転落危機、SBは秋広覚醒でトレードの明暗が浮き彫りに

東京ドーム(C)週刊実話

オープン戦真っ只中、月末の開幕に向けて熱気を増すプロ野球。そんな中、昨シーズン途中に巨人-ソフトバンク間でトレードされた秋広優人・リチャードの若き大砲2人が、あまりに残酷な“明暗”を示しファンの話題を呼んでいる。

巨人時代の秋広は2メートルの長身を武器に、松井秀喜の背番号55を背負って将来を嘱望された打者。2023年には高卒3年目で二桁HRを放ち、期待に違わない活躍を見せたが、以降は全く結果を残せずトレードされた。

しかし、ソフトバンクで背番号52に変わった秋広は、今キャンプから別人のような打撃を見せている。

「キャンプ地でのフリー打撃ではあわや場外かという凄まじい放物線を描き、スタンドに陣取ったファンからは悲鳴にも似た歓声が上がりました。その勢いはオープン戦に入っても衰えず、なんと12日現在でホームラン王争いのトップを快走。“覚醒”の二文字がまさしくぴったりな、最も注目の若手です。キャンプを視察したOBたちも、『スイングの軌道が安定し、力強さが増した』『今年は30発も夢ではない』と口々に太鼓判を押していますよ」(スポーツ紙パ・リーグ担当)

対照的に悲惨さを増しているのがリチャードだ。リチャードは新天地の巨人で自身初の二桁本塁打を放ち、岡本和真の渡米により強打者不足となった巨人で4番候補に名乗りを上げていた。今季は1軍フル出場も盤石かと見られていたのだが、その矢先、3月11日に悲劇が襲う。

古巣・ソフトバンクとのオープン戦中、死球を受けて左第五中手骨骨折と診断されたのだ。

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トレードの勝者は巨人と見られていたが…

「全治期間は未定ですが、過去に同様のけがをした選手は全治1カ月ほどのケースがほとんど。開幕絶望は決定的ですし、復帰したとしても、打撃の感覚が元通りになるのかという問題も出てくる」(スポーツ紙デスク)

「今年は勝負の年」と意気込んでいただけに、リチャード本人のショックは計り知れない。チームにとっても野手陣で数少ない“光”だっただけに、戦力ダウンは著しいだろう。

この2人の対照的な状況は、そのまま両球団の立ち位置を映し出しているかのようだ。

「巨人は今、深刻な“暗黒時代”の入口に立っている。先発陣の不安定さに加え、野手では岡本の後継者が現れないまま小粒化、補強もうまくいかずに、ファンや解説者からは『今季はBクラス転落がほぼ確実』と厳しい声が上がっています。そこへ唯一といっていい長距離砲のリチャードが離脱となれば、もはや成す術はないでしょう」(同)

対するソフトバンクは、昨年も圧倒的な強さで日本一に輝き。その層の厚さは他球団を圧倒している。そこへ秋広も覚醒すれば、今年もペナントは盤石と見るのが妥当だろう。

「昨年はリチャードが二桁HRを打ち、秋広は相変わらず燻っていたため、トレードの勝者は巨人だと言われていました。しかしここへ来て、離脱による低迷が確実な巨人、やっと打撃開眼させたソフトバンクと“明暗”が分かれました」(野球解説者)

秋広の快音とリチャードの悲鳴は、奇しくも両球団の残酷な格差を浮き彫りにしたようだ。