「男気ジャンケン」が若手を圧迫?「羽月事件」を機に問われる、広島の“歪んだチーム体質”

「不祥事・観客減・資金難」の三重苦

「チームが強くなければ、人気も回復できません。観客減は球団経営にも直結する大問題で、広島は猛練習のキャンプを続けていますが、昨今は主力選手のケガも目立ちます。練習量も見直すべきかも」(関係者)

この収入減は選手の動向にも影を落とす。今季、順調なら床田寛樹(31)、島内颯太郎(29)、坂倉将吾(27)が国内FA権を取得。来季には栗林良吏(29)、森下暢仁(28)も控える。

FA取得選手の慰留交渉は、チームの成績に関係なく「昇給」もしくは「複数年契約」となるのが球界の慣例だ。

「仮に床田が『他球団の話も聞いてみたい』と言い出したら争奪戦になるのは必至。昨年は9勝で3年連続2桁勝利とはなりませんでしたが、26試合で171イニング以上を投げています。まだ31歳で働き盛りの先発左腕は、どの球団も欲しいはず」(前出・スポーツ紙記者)

同時期に複数の主力選手がFA権を取得する。彼らはチームにとって欠かせない戦力だが、「全員昇給」となると、観客減で台所事情が厳しい広島が年棒を払いきれない可能性もある。

「前田健太に帰還のオファーを出さなかったのは、金銭的事情もあったと聞いています」(同)

事件の再発防止とともにチームの雰囲気も刷新しなければ、主力組の流出は防げないだろう。

『週刊実話』3月19日号